検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:9,653 hit

雪柱 〜煉獄 said〜 ページ8

(人1)が柱になってはや数ヶ月。

柱の皆の前では饒舌になった、自分を認めてくれたからだそうだ。

喋らなくともその容姿故に他の男隊士に好かれて居た。

俺と合同任務に行って以降の(人1)の服装は変化した、袴を着用するようになった。

理由をきけば以前宇随殿と手合わせした際、改善点として言われたと答えた。

『伊黒の鏑丸が懐いてくれた』『不死川と美味しいおはぎを食べに行った』『宇随殿の素顔は以外だった』『悲鳴嶋さんが頭を撫でてくれた』とか俺に話しかけてくれるのは嬉しいがいつも他の男の話ばかり。

あぁ、………どうしたものか。

………妬けてしまうな。

(人1)「悲鳴嶋さんより背が高くなった!」

天元「ちげぇだろ、俺が肩車してやってるからだ!」

(人1)「あ、煉獄さん!宇随さん、煉獄さんのところで降ろして?」

天元「ったく、ガキじゃねーんだし自分で歩けよ!」

なんだかんだ言いながら俺のところまで(人1)を運んできた宇随殿。

どうせ話すことは目に見えている、………止めてくれ、他の男の話をするのは。

(人1)「見てた?悲鳴嶋さんより背が高くなったの!背が高いと眺め良いね!」

杏寿郎「あ、あぁ、………そうだな!」

精一杯の笑顔を作る。

きっと(人1)は気づいてない、………俺は君の事が好きだと言うのに。

(人1)「煉g「杏寿郎。」………え?」

杏寿郎「煉獄さんと呼ばないでくれ。」

(人1)「で、でも………。………杏寿郎、さん。」

杏寿郎「さん付けも駄目だ!」

頬を赤らめる(人1)、なんと可愛らしい!

そしてたどたどしく俺の名前を言う。

杏寿郎「よくできました!」

頭を撫でてやると上目遣いで此方を見る(人1)。

はぁ………、そのどこまでも愛らしい表情を他の男に見せたくはないな………。

雪柱→←雪柱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年12月1日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。