雪柱 ページ7
鬼殺隊本部はザワついていた。
御館様と話した結果やはりちゃんと言うべきと思ったから。
(人1)「皆、さん、………わ、たしの、こと………嫌わないで………。私は、………元雪柱の、父と、雪女の………間に、生まれた、娘………です。こ、の、白無垢は………母からの、形見、です。」
皆戸惑いを隠せてなかった。
人間ではない事が明かされたのだから。
実弥「雪女ってのはよォ、鬼じゃねぇのかィ?」
無一郎「あれ………、雪女って何だっけ………?」
(人1)「ゆ、雪女は………、母は、鬼では、ありません………!ひ、人も、………喰ったことは、無い、です。」
行冥「あぁ、可哀想に………。人間として生まれてくることが出来ず過酷に生きてきたのだろう、可哀想に………。南無阿弥陀仏。」
杏寿郎「通りで体温が氷のようなわけだ!」
天元「雪女って言ったら雪山だろ、それも毎日派手に吹雪いてるような、だろ?」
しのぶ「おそらく、半分人間なので雪山じゃなくても大丈夫なのでしょう。」
小芭内「人間じゃないなら鬼と同じだろう大体伝承では(ネチネチ」
義勇「………。」
蜜瑠「で、でも伝承は作り話ですよね?」
そう、伝承は作り話。
(人1)「伝承………は、作り………話………。母は、人に害を、与えて………ないです………。………信じて………!」
うつむく私の頭を優しく撫でる男の手。
杏寿郎「君は俺達の仲間だ、疑う筈がない!御館様も御認めになられてるのならなおさらだ!」
彼の顔を見ると太陽のように明るく笑ってくれた。
その言葉が、笑顔が嬉しくて煉獄さんに抱きついて泣いた。
他の皆も私の事を承諾してくれてやっと私の存在が認められたと実感した。
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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年12月1日 23時