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雪柱 ページ5

目が覚めるとそこは私の屋敷ではなかった。

鬼の頚を跳ねてからの記憶がない。

………あぁ、また倒れたのか………。

隣から規則正しい寝息が聞こえる。

隣には煉獄さんが眠っていた。

………と言うことは煉獄さんの屋敷に………?

杏寿郎「ん………っ、………(人1)………起きた………か?」

(人1)「うん、………おはよ………。」

ギュッと抱き締められる。

でも力は込められておらず優しかった。

杏寿郎「心配したぞ………。」

(人1)「………ごめん、………なさい………。」

杏寿郎「謝る必要はない、無事で何よりだ。」

………もう気持ちは充分に頂きましたからはやく離して貰えませんかね?

端から見たら恋人みたいなのよ?

そ、それともまさか私の声のせい………?

私の声の術にかけられた者は誰だろうと【私を愛してしまう】のだから。

でも煉獄さんの目はいつも通りで術にかけられたような目ではない。

それじゃまさか煉獄さん私の事が………、いや、そんな訳無い私のような化け物なんて………!!

?「失礼します、兄上、(人1)さん。朝食の用意ができました!」

部屋の戸をあけてまるで煉獄さんを幼くしたような、瓜二つの少年がそう言った。

杏寿郎「千寿郎、いつもすまないな!」

千寿郎「いえ、それでは待ってますね!」

千寿郎くん………、可愛い子だな………。

雪柱→←雪柱 〜煉獄 said〜



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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年12月1日 23時

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