雪柱 ページ26
藤の家紋の家で作戦をたてる。
天元「鬼はこの街に居るらしいが、昼でこれだけ人間が出歩いてるんだ、夜も相当人が出歩くだろうそうなると鬼が隠れるには上等だろう。もしそうなれば俺は爆薬は使えねぇ。」
(人１)「どうするの？」
天元「鬼が決まって襲うのは令嬢とか派手にめかした女らしい。まず(人１)が鬼を街の外までおびき寄せる、勿論俺も尾行する。建物や人からできる限り離れて欲しい。」
(人１)「頚は？」
天元「俺が斬る。」
(人１)「もし街の外まで行けなかったら？」
天元「出来る限り最小限の爆薬で済ませる。(人１)の刀は俺の忍獣に預けてくれ。」
いつの間にかネズミが二匹部屋に居た。
私の刀を軽々と持ち上げた、ネズミが。
天元「(人１)は可愛いご令嬢に変身しねーとな。化粧はこの祭りの神である俺様が直々にやってやるよド派手にな！」
何セットか用意された高級そうな服を選んで着替えてるとふとどうでも良いことだが気になったことがあった。
(人１)「天元って何で毒が効かないの？やっぱり忍の家系だから？」
天元「気になる？(笑)」
(人１)「私の親が妖怪で私がその子孫なように他にも半妖でなくても特殊体質とかそんな能力をもってたりするとどうなのかなって気になるの。」
天元「へぇー、まぁ里の連中の中では俺が一番毒に耐性があるのはあるんだわ。何？毒に強い奴も居たりするの？」
(人１)「まぁね。…よし、着替えたよ。」
着なれない洋服に身を包む。
化粧や髪型は全て天元がやってくれた。
後は夜を待つばかり。
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作者名：シャルロット フレーズ | 作成日時：2020年12月1日 23時
