雪柱と炎柱 (ページ3)

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雪柱ページ3

今日は炎柱の煉獄という人と組んで任務をするらしい。

たしか、名前の通り炎のような人。

もう合流地点に来てるのかな………？

少し急ぎ足で向かう。

たしか毛先が赤色の黄色い髪をハーフアップにしてる青年だったはず。

甘味処の前を通りすがったとき聞き覚えのある声が聞こえた。

しかもずーっと『美味い！』としか言ってない。

甘味処に入ってみると………、居た。

てか団子何本食べてんの煉獄さん。

煉獄さんの肩を叩くと満面の笑みで『(人１)も食べろ、美味いぞ！』と言われた、凄い声量で。

結局促されるまま隣に座り何故か団子を食べる羽目に。

杏寿郎「(人１)は華奢だがそのように大きな日輪刀をふるえて凄いな！」

声は出さずにコクりと頷く。

声は出したくない、雪女の声は人間や鬼を惑わす魔性の声だからだ。

自己紹介の時、他の柱の皆や御館様はこの魔性の声に耐えられた。

でも一般人はどうか？

そう考えると喋り辛くなる。

勘定は煉獄さんが支払ってくれた。

そして迎えた夜。

驚いたこの村には五体も鬼が棲んでいたのだから。

杏寿郎「よもやよもや、これ程の数の鬼が潜んでいたとは！」

煉獄さんが抜刀する。

私も背中に背負う日輪刀を抜刀する。

(人１)「煉獄………さん………。お互い、………全力を、出しましょう………。」

杏寿郎「うむ！」