雪柱と炎柱 (ページ18)

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雪柱ページ18

柱合会議に呼ばれて久しぶりに御館様の屋敷に行く。

庭には見覚えのある男の子が縛られていた。

隠の人によって意識を覚醒させられたその子は紛れもなくあの雲取山で出会った炭治郎くん。

しのぶ「今から貴方は裁判にかけられるのです。」

裁判……、炭治郎くんは一体何を違反したのだろうか？

杏寿郎「鬼を庇うなど明らかな隊律違反、我々だけで対処可能！鬼もろとも斬首する！」

なんて眩しい笑顔で、なんて怖いことを平気で言うんだ…！

無一郎(なんだっけあの雲の形…なんだっけ……？)

天元「ならば俺が派手に首を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやる。もう派手派手だァ。」

いや、貴方が斬るとこの子骨すら残らないから可哀想だよ？

鬼も傷つくほどの爆薬だからね？

蜜瑠(えぇ～、こんな可愛い子を殺すなんて胸が痛むわ、苦しいわ)

蜜瑠ちゃん、激しく同情するよ。

小芭内「それなら冨岡も隊律違反だろう、どう責任をとらせる？どう処分する？(ﾈﾁﾈﾁ」

しのぶ「まぁ良いじゃないですか、大人しくついて来てくれたわけですし、処分は後で考えましょう。」

行冥「なんとみすぼらしい子供だ……、生まれてきたこと事態が可哀想だ。」

行冥さん、しれっと一番酷いこと言ってません？

隠の人から禰豆子が入ってるだろう箱を奪ってきた実弥。

実弥「一体全体どういうことだァ？」

うん、相変わらずの悪人面。

この後も一方的に進められる裁判。

しかし、御館様の御言葉や実弥の血だらけの腕を見ても耐えたことがきっかけとなり結果は無罪に終わった。

正直安心した、あんなに礼儀正しくて好印象のあの子達が処罰を受けることなんて考えたくなかったから。

炭治郎達が回収されて始まった柱合会議の内容は後輩隊士の質の低下だった。