宇随の四人目の嫁は星柱 (ページ33)

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参拾弐ページ33

今日は何だか体の調子が悪い。

体の怠さに加えて食あたりでもない吐き気、さらには鬼の力を１割解放した時のような状態に変化した。

忍獣の鷹を呼び出し症状を書いた文をしのぶに届けるように命じた。

吐き気がするせいで食事にも手がつかない。

そういえば月のモノもここ二ヶ月くらいきてなかった。

(人１)「………ごめんね、私のために残って貰って………。」

雛鶴「体調が優れないのに一人は心細いし、何かあったら大変でしょ？」

(人１)「雛鶴は、私が怖くないの………？」

雛鶴「怖くないわ、家族だもの。」

『お茶、淹れてくるわね？』と雛鶴が部屋を出る。

雛鶴ではなく医療箱を持ったしのぶが部屋に来た。

しのぶ「お久しぶりです、起き上がらなくて良いですよ、そのまま横になってて下さいね？」

(人１)「実は、月のモノがもう二ヶ月くらい来てないの。」

しのぶ「まぁ今の言葉と症状を照らし合わせるにご懐妊されてるのでしょう、おめでとうございます！」

にこりと微笑むしのぶ。

(人１)「ご懐妊って、何………？」

しのぶ「お腹の中に赤ちゃんが居るって事です！(人１)さんの体調不良はつわりだと思われます。私は鬼人の妊娠例を聞いたこと無いのであまり的確なアドバイスを行えませんが食事は少しでもとってください、無理に動いてはいけません。」

(人１)「ありがとう、しのぶ。」

しのぶ「いえいえ、またご用があればお呼びください！」

天元との子供がお腹の中に宿ってる………。

天元はどんな反応するかな………？