弐 ページ3
鬼もなかなか上手に気配を消している。
上弦でも下弦でもないが異能の鬼に違いない。
人間が放つ波動、草木が放つ波動、犬猫鳥が放つ波動、そして微かに感じる奇妙な黒く暗い、敵意を感じさせる波動。
………見つけた、逃がすものか。
炭治郎の前に降り立つ。
炭治郎「臭いが薄い………。いどうしt………!!」
(人1)「お前、コレが鬼との戦いならとうに殺されている。まぁいい、鬼の居場所が分かった。着いてこい。」
炭治郎を連れて一件の大屋敷に来た。
女「どうか致しましたか?」
(人1)「急にすまない、実は貴女のご主人に鬼から守るよう申し付けられ来た。私は鬼殺隊星柱の(人1)。こいつは鬼殺隊の癸の炭治郎。」
女「どうぞお上がり下さい。」
女の案内で応接室に通される。
女「最近この辺りで子供が次々夜になるとまるで操られているように寺に向かって歩いて行くのです。その寺はこの屋敷の真後ろなので恐ろしくて恐ろしくて………。」
(人1)「その慘劇も今夜で終わらせる、必ず。」
そしてまた夜が訪れる。
私と炭治郎は別れて鬼の動向を探ることにした。
私が寺付近、炭治郎は屋敷。
鬼の波動がより一層強くなった。
波動の発生源は………、屋敷………!!
屋敷に急いで戻ると屋敷の主人に炭治郎が捕らえられていた。
(人1)「上手く気配を隠していた様だな。柱の私でも完全に気づけなかったくらいだ、誉めてやろう。」
鬼「柱直々に来るとは、お前を殺せば十二鬼月に入れて貰えるかもしれない!」
勝手に喜んでいる屋敷の主人もとい鬼の隙を着いて炭治郎を助け出す。
(人1)「ほぉ、貴様程度が十二鬼月に?たった今捕らえた獲物を捕られたばかりの雑魚が?………さて、お前は何人食べた?」
炭治郎(何だあの異次元のスピードは………!!あの鬼も速いのにそのスピードをはるかに上回っている!!)
鬼「人間を食べた数など聞いてどうする?お前も死ぬから意味ないだろ?」
はぁ………、己の実力もわからない馬鹿はこれだから困る。
(人1)「竈門炭治郎、この屋敷の人間全員避難させろ。お前は邪魔でしかない、役に立たない。役立たずなお前にできるのはそのくらいだ、とっとと失せろ。………ただ、逃げなかったことは誉めてやる。」
炭治郎が去ったことを確認し日輪刀を抜く。
(人1)「さぁ、鬼狩りを始めよう………。」
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三月の専属ストーカーなつめみく - あぁ好き (10月21日 22時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年10月24日 2時