拾伍 ページ16
猗窩座との戦いで体力の消耗が酷く損傷した内臓も応急処置程度。
私の屋敷よりも近い天元の屋敷に帰る。
しかも日の当たる場所では鬼の血の力を解放出来ない。
傷が痛むが呼吸を落ち着かせゆっくりと向かいはじめた。
何とか重い足取りで門までたどり着く。
雛鶴「(人1)さん?!」
(人1)「雛………鶴………?」
雛鶴の声が聞こえて安堵の気持ちに襲われ気を失った。
そして目を覚ましたのは3日後だった。
横から寝息が聞こえた。
私の手を握り祈るような態勢だった。
顔を見ると頬に泣いたような跡があった。
頭を撫でてやると息が出来なくなりそうな程強く抱き締められた。
(人1)「天元、苦しい………!!」
天元「派手に心配したんだからな!!………ごめんな、助けに行ってやれなくて………!!」
(人1)「大丈夫、頚が飛ばない限り死なないから。普通の人間よりは頑丈に出来てる。」
天元「命は大切にしろ!!任務より命を守ることを優先しろ!!」
(人1)「………反省する、悪かったと思っている。」
まったく、天元は昔から心配症だな………。
少し油断していると顎クイされて気がついた時には接吻されていた。
そして離れた時には互いを銀の糸が繋いだ。
化粧を落とし髪を下ろした姿の天元の色っぽい表情が雰囲気を出すがまだ昼。
(人1)「続きはまだ昼だしやるなら夜、だから少し待て。」
天元「ったくしょうがねぇな………。」
(人1)「ありがとう天元、ずっと側に居てくれて。」
天元「当たり前だ、派手に大切な嫁だからな!///」
(人1)「愛してるよ、天元。私にとって天元は"派手に"大切な夫だよ!」
しばらく抱き締められて動けなかったが久しく天元と触れあえて嬉しかった。
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三月の専属ストーカーなつめみく - あぁ好き (10月21日 22時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年10月24日 2時