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今日も鎹烏が鬼の情報を知らせにくる。
【浅草、寺ヲ訪レル人ガ次々ト行方不明ニナル】
浅草の寺、浅草寺の事だろう。
【現地ノ竈門炭次郎ト合流シテ討伐セヨ】
あぁ、あの鬼を連れた少年とか。
特徴的な傷が額にあったしすぐに分かる。
天元「任務に行くのか?」
後ろから同じく柱で音柱、そして私の夫の宇随天元が話しかけた。
(人1)「心配か?有り難いことだが安心しろ、私は死なない、そして後輩も死なせない。」
言い終わる頃には天元に優しく抱き締められていた。
天元「派手に約束な?」
(人1)「約束してやる、だ、………だから離れろ!///」
天元が離した事を確認し日輪刀を帯刀する。
須磨「任務ですか?」
門を出る途中同じく天元の妻である須磨に出会った。
(人1)「あぁ。明日には帰るから安心しろ。」
浅草に着いて竈門炭次郎を探す。
木箱を背負った額に傷のある少年が地面の匂いを犬のように嗅いでいた。
(人1)「おい、何やってるんだ?」
炭次郎「あ、貴方は(人1)さんですね!お久しぶりです。」
(人1)「私の質問に答えろ。」
炭次郎「昨夜鬼と対峙出来たのですが、逃げられてしまい、それで鬼の臭いを追っていましt………!!」
『逃げられた』という言葉にイラつきを覚え、思い切り拳骨を炭次郎の脳天に振り下ろしていた。
(人1)「逃げられたうえに居場所を突き止められていないだと?!ふざけるな、また犠牲者が出るかも知れないのだ!!もっと真剣に探せ、もうすぐ日暮れだ、手遅れになる!!!」
………ごめんな、炭次郎。
すこし言い過ぎたかも知れない。
(人1)「私も別の場所から探索する、逃がしたことは許さないが、先は言い過ぎたな。」
瞬時に屋根に飛び移り、急いで鬼の気を探る。
鬼が放つ邪悪な波動。
精神を集中し呼吸を整えありとあらゆる波動を感じとる、必ず鬼を探しだして見せる。
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三月の専属ストーカーなつめみく - あぁ好き (10月21日 22時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2020年10月24日 2時