「ハイキュー」卒業式。 (ページ4)

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「改めて、卒業おめでとう!!」

『…あぁ、おめでとう。』

此奴は、俺の気も知らないで言うんだよな。

高校は確実に違う。

俺は一般で音駒高校を受けたが、Aはいなかった。

別の高校であること間違いなしなのだ。

推薦か？とも思ったけど、

Aは名門の私立に行きたいって言ってたから無いな…

「なんで暗い顔してるんだ〜？もっと明るくなれ！！」

『…だって……』

無理だろ、明るくなんて。

『もう会えないんだぞ？！いくら都内だからって…

範囲が広すぎる…！！！』

我ながらにしてワンワン泣いた。

大人気ない…

「大丈夫！！」

「絶対会えるべ！！」

『…なんで？』

「んー、私がそう思うからに決まってんだろ！な！」

こいつのダイジョウブは、本当に大丈夫な気がして。

いつも不安な時

押しつぶされそうになった時

部活をやめたい、って思った時。

Aの“大丈夫”って言葉だけで安心できて…

『…絶対だぞ？絶ｯｯｯ対な！！』

───守れるかどうかも分からない約束をした。