笑いたい時に笑え ページ12
Aサイド
｢わぁ…すごいっ…｣
一面に広がるのは、たくさんの種類のお花が咲
いたお花畑だった。カラフルで綺麗だなぁ…。
K｢よしっ！じゃあTVの冒頭撮るか！｣
カラスくんの一言でカメラを回し始めた。お花
畑の道を歩く。両脇にお花が咲いていて…。
K｢やっぱり女の子は喜ぶもんやなw｣
R｢喜んでるおじさんもいるけどね笑｣
Y｢ほんまやwww｣
S｢誰がおじさんやねん。｣
SLHさんも楽しそう。良かった。私だけが楽し
んでるわけじゃなくて。でもこんなところ、テ
レビでしか見たことなかったからなぁ…。
R｢Aは楽しい？｣
｢うん。｣
いつの間にか私は少し先に進んでたみたいで、
隣にはりょーくんだけ。後方に4人がいた。
｢私、早かった…？ごめんなさいっ、｣
R｢いーの！Aのために来たんだから！｣
それでも少し不安になって後ろを振り返ってみ
ると、4人は私とりょーくんに軽く手を振った。
R｢A！見て！あの花！｣
りょーくんが指さしたのは桃色の小さなお花。
｢りょーくんの色。｣
R｢俺色の花は大きくなるよ！！｣
｢そーなの？｣
R｢知らんけど笑｣
｢何それ…笑｣
やっぱりりょーくんと居ると、自然と笑がこぼ
れるんだなぁ。自覚してるけど、普段の私はこ
れでもかってくらい笑わないし。
｢私…って…｣
R｢？｣
こんなこと、りょーくんにわざわざ言うことな
のだろうか。でも少しだけ…りょーくんのことを
信じてみたいと思ったんだ。
｢私って…笑っていいのかな…｣
『笑うんじゃないよ。気味が悪い。』
昔から母に言われていた言葉。母とは言いたく
ないけど…追い出される前はそう言われていた。
『笑った顔がムカつくんだよ！』
父からはそう言われ、酷い時は殴られた。次第
に母に似ていく私を嫌っていたのだろう。
R｢いいんだよ。｣
｢えっ…｣
りょーくんの笑顔は眩しかった。まるで太陽の
ようにキラキラ輝いていて…。
R｢Aの笑った顔、俺は好きだよ。｣
｢ほんとに…？｣
R｢うん！Aの笑顔は人を元気にする！それ
は一緒にいるからこそ分かるよ！Aの笑顔
は優しくて温かい。Aみたいにね。｣
私の笑顔で…元気になる？優しい？温かい…？
しかもその笑顔が…私みたい…？
R｢笑っちゃダメなんてルールない。Aが笑
いたい時に笑えばいいんだよ。ね？｣
りょーくんの優しさに泣きそうになる。けど、
泣いちゃダメ。こんな時は素直になるんだよ。
｢…ありがとう。｣
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まい(プロフ) - スズッシー@ぽん酢さん» ありがとうございます！今後の展開を楽しみにしていてくださいね！ (2020年3月10日 18時) (
レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
スズッシー@ぽん酢 - 二部おめでとうごさいます！！これからも楽しみにしています。頑張って下さい(｀・∀・´) (2020年3月10日 18時) (レス) id: d2fb250077 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 、さん» 大変申し訳ございませんでした。 (2020年2月25日 18時) (レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
、 - 前も注意されてますね。違反報告しときます (2020年2月25日 16時) (レス) id: 737fb87482 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 何でオリジナルフラグくらいちゃんと外さないんですか？ (2020年2月25日 16時) (レス) id: 0cc854f385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まい | 作成日時：2020年2月24日 18時
