【SLH】世の中綺麗事だけじゃない【蓬菊】【短編集】

★たまには逆でも(桃×青) ページ30

しらはんサイド

S｢…なにしよん。｣

俺が部屋でパソコンと向き合っていると、後ろ
から抱きついくるりょーちゃん。いきなりすぎ
て心臓がおかしくなるかと思った…。

R｢かまってー！！｣

S｢耳元でうるさい…｣

R｢かまってーやー！！！｣

S｢編集してるんですけど｣

ほんと、りょーちゃんは犬みたいな性格で、付
き合ってることもあるから最近はこんな感じで
すごく甘えてくる。それは可愛いんだけど…。

R｢ねーえー！俺もう限界！！｣

りょーちゃんがそういったあと、視界が反転す
る。なんで…りょーちゃんが…俺の…う、え…に？

S｢…は？｣

R｢俺だってたまには攻めたいよね｣

それどっかで聞いた気がする。というか、隣で
言ってた気がするんですけど。

S｢意味わからん。どけや。｣

R｢嫌やー！俺もいつも受け身は嫌なの！｣

…確かにいつも俺が攻めやけど、それでりょーち
ゃんは満足しとるやんか。なんで…

R｢たまには逆でもいいやろ？｣

S｢良くな…んっ…｣

返事をする間もなく、りょーちゃんにキスされ
る。それは、俺の事を溶かすような…甘いもの。

S｢りょー…ちゃ、まっ…んっ…｣

R｢蕩けてる。かわいい…｣

いつもは俺に溶かされて、気持ちよさそうにし
てるくせに…そういうの、ずるいやんか。

R｢ねぇ、続きして欲しい？｣

S｢…はぁっ…ぁ、わかってるくせに…｣

俺の弱点をわかってるりょーちゃんだからこそ
尋ねてくる質問。りょーちゃんはニヤニヤして
俺の目をじっと見つめてくる。

R｢言わなきゃ分からんよ？｣

S｢うっ、さい…｣

R｢じゃあこれ以上のことはせんよ？｣

S｢…！！｣

ここまで溶かしといて…。俺だって続きしたい。

S｢…続き…して、ほしいっ…｣

俺がそう言うと再び満足そうに微笑んだりょー
ちゃん。最初からこれが狙いか…。

R｢よくできました｣

俺のことを軽く姫抱きして寝室に連れられて、
俺の上に跨るりょーちゃんの表情は艶やかで…

R｢何物欲しそうな目してんの｣

S｢そんな目っ、してない…｣

R｢…嘘。｣

耳元で、早くしてって目してるよって囁くりょ
ーちゃんに、胸が大きく高鳴った気がした。

R｢たまには俺が溶かしてあげるよ｣

S｢たまには…ね？｣









R｢かまってー！｣

S｢ほら。｣

R｢あれ！？やけに素直！｣

S｢この前みたいに腰砕かれたら大変やけーね｣

☆好きだから(桃×黄)※リク→←☆はんぶんこ？(紫×赤)※リク

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