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重なる出来事 ページ43

とことこと俺に近づいてくるAの姿は、ま
るでペンギンのように可愛らしかった。

「さっき名前呼んでたけど…どうしたの?」

S「や…えっと…」

どうするべきだろうか、しらはん。もう一通り
の話は終わっちゃったし、掘り返すのもあれか
な…?でも気になるし…素直に聞いてみるか…

S「さっきゆーちんに撫でられてビックリしてた
から…何となくそれが気になったんだよね、」

「あぁ…」

Aはどこか気まずそうな表情を浮かべた。
うん、これ聞かない方が良かったパターンだ。
何でもないよって打ち消すしかないかな…?

「しらくん、しらくん。」

しゃがんで?と言わんばかりに手をパタパタさ
せる。そして俺がしゃがむと耳打ちをしてきた。

「ちょっぴり驚いただけです」

S「そっ…か、うん。ありがとね、」

「はい。あっ、うん。」

驚いたにしては…表情が強ばっていた気がするんだけど…気のせいなのかな?まぁこれ以上は踏み
込まない方がいい。俺の感がそう言っていた。



Aサイド

ゆーまくんに頭を撫でられた。しらくんが心配
してくれるぐらいだから、相当表情に出たんだ
ろう。でもそれは当たり前なのかもしれない…

『Aちゃん?かわいいねぇ』

『ほら、もっと丁寧にしないとダメでしょ?』

あの時…私を汚した手で…私の頭を…あの人は…

「…っ…」

首を横に振る。もう無駄に思い出すのはやめよ
う。自分の首を締めつけるようなものだし。

芝「大丈夫。私がついてるよ」

…健くんは、いつでも私の頭を撫でてくれた。辛
い時。不安な時。どんな事があっても…。

R「……よしっ!…A?大丈夫?」

「あ、うん。よろしくお願いします。」

なんだかかしこまってしまった。けど大先輩な
ことに変わりはない。それにレベルだってSLH
さんのほうが断然上だし。月とすっぽんだよ。

Y「緊張しとるんやろー」

「へ…?」

Y「無理はせんこと!無理は禁物ってゆーやろ?」

ゆーまくんは八重歯を見せてニカッと笑った。

K「まぁ自分のペースでええから!な?」

「…うん。」

こんなやつがコラボしていいんだろうか。そう
思いながらもSLHさんとのレッスンが始まった。

貴方の優しいところ→←コラボのお誘い



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設定タグ:SLH , アナタシア , 踊り手   
作品ジャンル:恋愛
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海乃(プロフ) - まいさん» ほんとですよ。(姉) (2020年1月26日 11時) (レス) id: c74b58390f (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 海乃さん» こんな素敵な兄がほしかったです(一人っ子) (2020年1月26日 9時) (レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - いや、健くんが素敵すぎるんだ。 (2020年1月25日 22時) (レス) id: c74b58390f (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - あひるの子さん» 3万hitいつの間に!?気づかせてくれてありがとうございます!りょーくんいいですよねぇ(私も推しなので)期待に応えられるよう頑張ります! (2020年1月19日 19時) (レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
あひるの子(プロフ) - コメ失礼します!3万hitおめでとうございます!お話のテンポが軽快で楽しく読ませていただいてます!「りょーちゃんコラボは私得」と、私も思いました(推しなので)。更新頑張ってください! (2020年1月19日 13時) (レス) id: 4dac028957 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まい | 作成日時:2019年11月17日 18時

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