【SLH】“愛情”なんて｡

俺なりの決意 ページ40

何日か経ったある日。通知が鳴った。

りょーくん今日あのスタジオ来れる?

りょーくん突然でごめんね(｡>_)

りょーくんが示しているあのスタジオとは、多
分だけど、私とSLHさんが出会ったスタジオ。

A大丈夫だよ、

A何時に行けばいいかな

準備を開始しようとすると、すぐに既読がつい
てLINEの通知が鳴った。

りょーくんAが来れるタイミングで!

りょーくん動きやすい服でお願い!

｢…一緒にダンスするのかな…｣

動きやすい服装であのスタジオ…どう考えても
ダンスをするんだろうな｡少し楽しみだったり？


SHIRAHANサイド

S｢りょーちゃんまじでありがとう｣

俺は今りょーちゃんに土下座をしている。珍し
い？当たり前。いつもはりょーちゃんに感謝と
かせんから。まぁここまでのってことね？

Y｢りょーに対してこんな白濱初めて見たわ‪w‪w｣

そんな姿が面白いのかゆーちんはカラスくんと
爆笑している。一方のりょーちゃんは笑いながらも、謝らないで！と少し焦っている。

R｢Aがすぐに既読ついたおかげやから！笑｣

K｢でもAさんビックリするんちゃう？｣

R｢まぁ…いきなりすぎるし、ねぇ？｣

今回コラボに誘おうって決意したのはカラスく
んの一言｡その言葉がければ俺は進めなかった｡

“自分の気持ちに素直にならんと､気づいたら奪
われてしまうもんやで｡だから俺も決めたんや”

カラスくんが俺にそう言った次の日。カラスく
んから話しがあるって言われて俺らは集まった｡
Aさんとのコラボ用の音楽決めたいって。
それがカラスくんの決意だった。だから俺は、
りょーちゃんに連絡してもらうことを頼んだ。
まぁそうなると、俺の決意とかじゃなくて、た
だりょーちゃんに甘えているだけ。俺は他のメ
ンバーみたいな勇気とかはどこにも無い。

S｢ほんと、今回はりょーちゃんに感謝やわ｣

R｢いつもでもいいんだよー？笑｣

S｢いつもはないわ、｣

R｢なんでぇ！？｣

そんな茶番を繰り広げているとスタジオの扉が
ノックされた。そして入ってきたのはこのスタ
ジオのスタッフの人だった。

『すみません。ご利用になるというお客様が…』

R｢なんて名前の人ですか？｣

『えっと…A Aさんです。』

Y｢なら大丈夫っすよ｣

ゆーちんがそー言えば、そのスタッフと入れ替
えに、小柄なのにスタイルのいい俺が一目惚れ
したAさんが立っていた。

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