【SLH】“愛情”なんて｡

あの2人の関係って… ページ15

RYOサイド

外へ出てもなお、ぼーっとしてるしらはん｡

途中で何度も電柱にぶつかりそうになっていて

いつもは立場が逆だけど、今日に限っては

見てるこっちが危なっかしいよね…

R｢しらはーん、外やから帰ってきてー、｣

S｢…はっ…！！｣

R｢いや惚れすぎやろ笑｣

どれだけ惚れてんの、と笑いながら言えば

S｢一目惚れって初めてなのー｣

R｢…多分やけどみーんなそうよ？｣

S｢………やっぱりぃ？｣

少しガッカリしたかのように落ち込むしらはん｡

だってあきらかにそうやーん、惚れるやーん、

S｢…まぁ確かにゆーちんは分かりやすかった。｣

Aちゃんという存在に出会ってまもないか

ら何とも言えないけど、それくらい相手を魅力

させる力？みたいなのがあるってことよね、



S｢あれ、芝じゃね？｣

視界に入ったのはアナタシアの芝健の姿。と、

隣に並んだ小さな女の子だった。

R｢妹だったりするの？｣

S｢でも手繋いどるけー…彼女さん？｣

芝と女の子が曲がり角を曲がろうとしてたとき

女の子の横顔をちらっと見ることができた。

R｢…Aちゃんじゃない！？｣

S｢だよね、でもなんであの2人が？？｣

仲良しだったりするのかな？でも芝からは特に

そんな話も聞かないし、Aちゃんのことも

芝の口からは一切聞いたこともないよなぁ…

S｢実は芝の妹だったりする可能性ない？｣

R｢でもそしたらゆーとるやろー？｣

S｢でも意外と分からんよ？妹かもよ？？｣

…しらはん、認めたくないんだなぁ…これ…。



R｢行っちゃった…｣

S｢これ、もう失恋したの？俺ら？終わった…？｣

R｢…終わった、かもしらんね。｣

芝健とAちゃんがどういう関係なのかは

分からないまま､お昼を買いスタジオに戻った｡

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