ただの上司(fkym)(リク) ページ37
fkr side
「ずっと前から好きでした」
誰もいない、夜、2人きりのオフィス。
目の前で真剣な顔をしてそれを告げた福良さんは、
その後すぐにいつも通りの顔に戻った。
「………なんてね」
「へ？」
「もう山本、ほんとだと思った？」
「だ、だってそんな真剣に言うから」
「冗談だよ。」
そう言いながらへらりと笑う福良さんは
いつもとなんら変わりない。
「もうびっくりした、」
「ふふ、してたね」
「からかわないでくださいよ…」
「まぁ僕ずっと好きな人いるから、
その人に告白する予行練習みたいになっちゃった」
そう言ってまたにっこりと笑う福良さん。
たしかに前々からそんなことを言っていた、ような。
「まあそれならいいですけど……」
「はは、いいんだ」
福良さんの目が少し淀みを帯びたように見えたけど、
それもきっとはぐらかされてしまうんだろう。
僕は諦めて「もう帰りましょう」と言った。
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fkr side
「ずっと前から、」
オフィスからの帰り道、タクシー、一人ぼっち。
山本の驚いた顔を見て、
やっぱり引き下がってしまった俺は弱いやつだ。
「……また伝えられなかったなぁ、」
伊沢に何回も仕事にボロが出ていると最近言われ、
もう言うしかないと決心してからはや1ヶ月。
1番いいタイミングだったのにな。
もうこの辺で諦めないと皆に迷惑をかけるだけだ。
そんなこと、分かっているはずなんだけど。
結局自分が振られるのが怖いだけだ。
……卑怯な自分が嫌になる。
でも、そろそろ本当に伝えなければならない。
優しい声も、眩しい笑顔も、華奢な身体も、
すべてを愛していると伝えたら、君は嫌がるだろう。
「……どうしたもんかなあ」
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もっと甘々なのが書きたいので今度リベンジします
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春琉(プロフ) - ぷよーこさん» わあコメントありがとうございます双子ちゃんいいですよね(；；)良ければ最新作の作品も覗きに来てみてください！ (4月26日 22時) (
レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 最近読み始めました。mnちゃんgnちゃん兄弟が大好きなので、いっぱい出てきてくれるのが嬉しいです。 (4月26日 4時) (レス) id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
葉 - リクエストお答え下さりありがとうございました！！こう来るとは思わず、ニッコニコしてしまいました☺️ありがとうございます！これからの更新も楽しみにしています！！ (4月8日 10時) (レス) id: 4505e92471 (このIDを非表示/違反報告)
Mimi(プロフ) - 春琉さん» 書いてくださりありがとうございました！これからも春琉さんの小説楽しみにしてますね😊 (4月7日 23時) (レス) id: 282ecdf651 (このIDを非表示/違反報告)
春琉(プロフ) - みーちゃんさん» 良かったです( ･-･̥ )リクエストありがとうございました！ (4月6日 17時) (レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春琉 | 作成日時：2024年2月26日 0時
