きゅけ腐短編

双子の弟も はかれない ページ33

少し前に問ちゃんでやった愛されの言ちゃんバージョンつくってみました。人は少し違います。

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fkr side

「ご〜ん〜？」

さっきから言を呼んでるんだけど見当たらない。
まったくもう、動画撮るって言ったのに。

なんて重いながら探していたら、
後ろから「わあっ」と小さい可愛い声。

「もう！言、どこにいたの」
「いやちょっとトイレいっちゃってて。」
「びっくりしたよ…」

へへ、と笑いながら誤魔化そうとしてくる。
そうはさせないよ。

「…今日は三本とってもらうからね」
「えぇ！？いやです」
「びっくりさせた言がわるいよ？」

するとむうっとほっぺたを膨らませて、
何かを考えるように眉間に皺を寄せている。

「…なぁに？」
「ん、ふくらさん」

すり、と俺の腕に頭を寄せて。
そのままじいっと上目遣いでこちらを見つめてきた。



「…ほんとにだめ、ですか」


これが歳下の強みと言うやつだろうか。
……くやしいけどめちゃめちゃかわいいな。


「……………」
「お！揺らいでる？」
「……だめ。」
「くっそ。」

まあちょっとドキってしたっていうのは内緒にしよ。

悔しがる言を見ながら、そんなことを思った。










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trsk side

東大王を卒業してからしばらくたったけど、
未だに言ちゃんやら後輩やらと仲良しなのは変わらない。

今日は言ちゃんと後藤くんと川上くんと
4人でご飯会？いや飲み会か。である。



…まあ今は言ちゃんと2人きりなんだけどね。

「2人ともトイレですもんね。」
「あれ何、言ちゃん心でも読めるの？」
「そうですね、実は。」
「ふふふ嘘つけよ」

クスクス笑っている言ちゃんは平常運転。
お酒が入ると少しぽわぽわすんのもおもろい。

「なんか頼もうかな〜…」
「あぁ、これとか美味しそうじゃないですか？」
「あそっち？お酒かと思った」
「まだまだ食べれますよぉぼくは」

ふは、と笑っているごんちゃん。
そんなことよりきょり、ちかいっすね。

「言ちゃんはいつも近いねえ」

「…そうですか？」
「みんなにそんなに距離近いの？」
「えええ？」



「…つるさきさんだけかもしれないですよ？」

そういった後、にひひと楽しそうに笑われる。
その笑顔に心臓がきゅうっとなった。


…なんか悔しいんだけど、
こんな年下に翻弄されてるぼくって……


「……うそつくな。」
「あはは、すみません」

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