-(後日談) ページ24
izw side
あの時の真っ赤になった山本を忘れない。
俺の家の風呂に恐る恐る入っていったあと、
ぽやーっとした状態で出てきたもんだから。
しかも貸した俺の服はブカブカで、
髪も濡れててとろんとした目をしていたから、
まぁ我慢出来るわけがなくて。
『もう何してもいいよね？』
そう耳元で囁くとぶわーっと顔を赤くさせて。
いいですよ、と呟いたもんだから。
『勝手にしてくれていいんですよ、』
そこでおれの理性はブツンと切れた。
山本にはほんとうに悪いことをしたと思う。
今は朝である。
目を覚ますと隣に山本が居なかったので焦ったが、
リビングの方からガタガタと音が聞こえて。
「やまもと？」
少し大きめの声で名前を呼ぶと、
はぁいと柔らかい声が聞こえて安心する。
「ごめんなさいっ、勝手に動いちゃった」
「全然平気だけど、腰は？」
「う、あ、えと」
ぶわわっとまた顔を真っ赤にする。
あーこれ、昨日も見たな。可愛いな。なんて。
「い、痛いですけど、少し」
もごもごとそんなことを言いながら俺のそばにくる。
ぎ、と軋むベットの音にやたらドキドキする。
「でも、一緒になれてうれしかったっていうか、
その、だから、全然気になんない……です」
少し上目遣いで見つめながら
そういう悩殺セリフを言うあたり、本当に策士だ。
でも可愛いものはかわいいので抱きしめる。
わわ、と腕の中で山本が狼狽えている。
「……やまもとかわいいね」
「はい、？そんなことないと思いますけど」
「恋人がそういうんだからそーなの」
「ええ、？」
でも腕の中から出ようとしないあたり、
信用してくれてるみたいだって分かって嬉しくなる。
「ねぇ、もう離さないよ」
俺がそう言うと、山本は嬉しそうに笑った。
「そうしてくださいね？」
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春琉(プロフ) - ぷよーこさん» わあコメントありがとうございます双子ちゃんいいですよね(；；)良ければ最新作の作品も覗きに来てみてください！ (4月26日 22時) (
レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 最近読み始めました。mnちゃんgnちゃん兄弟が大好きなので、いっぱい出てきてくれるのが嬉しいです。 (4月26日 4時) (レス) id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
葉 - リクエストお答え下さりありがとうございました！！こう来るとは思わず、ニッコニコしてしまいました☺️ありがとうございます！これからの更新も楽しみにしています！！ (4月8日 10時) (レス) id: 4505e92471 (このIDを非表示/違反報告)
Mimi(プロフ) - 春琉さん» 書いてくださりありがとうございました！これからも春琉さんの小説楽しみにしてますね😊 (4月7日 23時) (レス) id: 282ecdf651 (このIDを非表示/違反報告)
春琉(プロフ) - みーちゃんさん» 良かったです( ･-･̥ )リクエストありがとうございました！ (4月6日 17時) (レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春琉 | 作成日時：2024年2月26日 0時
