-(後日談) ページ16
mn side
カーテンの隙間から差し込む光に目をやられて、
ゆっくり身体を起こす。
同時に隣に温かさを感じて横を見ると、
すうすうと規則正しい寝息をたてる言ちゃんがいて。
ふわ、と頭を撫でるとかわいく身をよじる。
……もしかして起こしちゃったかな。
「ん、……」
「あぁ、ごめん、言ちゃん」
すこしむっとしてるのがこれまたかわいい。
「二日酔いしてない？」
「意外と大丈夫かも、てか、腰痛い」
「えー？なんでだろうねぇ」
「誤魔化すなよ」
おぼえてんだよ、とギッと睨んでくる。
まあぜんぜんこわくないけどねぇ。
「昨日かわいかったよいつもより」
「は？」
「声出てたし、誘ってきてたし、それに」
「やめてほんとに」
たじたじしてんのもかわいいですね、
なんて言ったらもっと怒られそうだな。
「もういい、今何時？」
「ん、9時すぎたくらい？」
「あーまだ間に合うね、朝ごはん、食べたい」
そう言ってベットにもぐる言ちゃん。
「……僕が作れってこと？」
「当たり前でしょ。腰痛いの、おれ」
「はいはいもう」
「オムライスがいい」
「朝からそんなにガッツリ食べちゃうの？」
ブランチブランチ、とか言ってケラケラ笑ってるから、
もしかしたらお酒抜けてないんじゃない？とか
思ったりしたけど。
そのまますうっと起き上がって、
おれの唇にちぅっと吸い付いてきた。
「……ん？」
「んー、お駄賃？」
そう言ってまたほほ笑む言ちゃんを見て、
おれが我慢出来るわけないでしょうが。
まだ何も着てない白い腰をぐっと抱き寄せると、
「は？」と声を荒げて抵抗する言ちゃん。
「おれのがお兄ちゃんだから力強いね」
「関係ない、っう」
噛み付くようにキスをするとぐいっと胸を押される。
「やめなさいっての、」
「えーだめなの？」
「だめじゃないけど、」
少し恥ずかしそうに目線をうろつかせる言ちゃん。
「夜、ね？」
……ひーーーー。可愛すぎる。
「今すぐ朝ごはん作りに取り掛からせて頂きます……」
「ん！ご苦労」
恐らくだけどまだ俺は、
かわいい弟の誘惑にはかなわない。
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春琉(プロフ) - ぷよーこさん» わあコメントありがとうございます双子ちゃんいいですよね(；；)良ければ最新作の作品も覗きに来てみてください！ (4月26日 22時) (
レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 最近読み始めました。mnちゃんgnちゃん兄弟が大好きなので、いっぱい出てきてくれるのが嬉しいです。 (4月26日 4時) (レス) id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
葉 - リクエストお答え下さりありがとうございました！！こう来るとは思わず、ニッコニコしてしまいました☺️ありがとうございます！これからの更新も楽しみにしています！！ (4月8日 10時) (レス) id: 4505e92471 (このIDを非表示/違反報告)
Mimi(プロフ) - 春琉さん» 書いてくださりありがとうございました！これからも春琉さんの小説楽しみにしてますね😊 (4月7日 23時) (レス) id: 282ecdf651 (このIDを非表示/違反報告)
春琉(プロフ) - みーちゃんさん» 良かったです( ･-･̥ )リクエストありがとうございました！ (4月6日 17時) (レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春琉 | 作成日時：2024年2月26日 0時
