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言ちゃんがやたら気合を入れて料理をしている間、
ぐるりと家の中を見渡す。
いつも綺麗な言ちゃんの家がとってもすき。
本が奥に積んであって、全部クイズのもので。
あぁ東大王の勉強も頑張ってるんだなと誇らしくなった。
そのままぼーっとしていると、
キッチンから「できた!」の声が聞こえて。
「問ちゃんも運ぶの手伝ってよね」
といたずらっ子のようにわらう。
「しょうがないなぁ」と言うと嬉しそうに笑うから。
なんか今日はご機嫌すぎるなと思ったりして。
いただきまーす!といってすぐに料理を口に運ぶ。
言ちゃんはそれより先にビールを開けるらしい。
かしゅっといいおとがして1番度数が強いものを開けた。
「言ちゃんスピードはやくない?」
「そう?べつに?今日はそんな気分なの」
そう言ってぐっと喉にお酒を流し込んで
ぷはー!と白い髭をつけて嬉しそうにわらっている。
その間俺は料理に舌鼓を打っていた。
アヒージョとか言ちゃんいつの間に覚えたんだろ。
言ちゃんのご飯食べるのなんて、前Xであげた
恵方巻きの時ぶりかもなーなんてぼんやり考えて。
そんなことを考えていたから、言ちゃんをあまりちゃんと見ていなかった。
目の前には大量の空き缶、強めのお酒ばかり。
それから完全に出来上がってしまった言ちゃん。
ふふふと笑いながら擦り寄ってくるから、手が出そうになる。
でもぐっと堪えて「どうしたの?」と聞くと。
なぜかむすっとほっぺたを膨らませてから、
ちゅ、と触れるくらいのキスをしてきた。
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春琉(プロフ) - ぷよーこさん» わあコメントありがとうございます双子ちゃんいいですよね(;;)良ければ最新作の作品も覗きに来てみてください! (4月26日 22時) (レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 最近読み始めました。mnちゃんgnちゃん兄弟が大好きなので、いっぱい出てきてくれるのが嬉しいです。 (4月26日 4時) (レス) id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
葉 - リクエストお答え下さりありがとうございました!!こう来るとは思わず、ニッコニコしてしまいました☺️ありがとうございます!これからの更新も楽しみにしています!! (4月8日 10時) (レス) id: 4505e92471 (このIDを非表示/違反報告)
Mimi(プロフ) - 春琉さん» 書いてくださりありがとうございました!これからも春琉さんの小説楽しみにしてますね😊 (4月7日 23時) (レス) id: 282ecdf651 (このIDを非表示/違反報告)
春琉(プロフ) - みーちゃんさん» 良かったです( ・-・̥ )リクエストありがとうございました! (4月6日 17時) (レス) id: f80e0cff00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春琉 | 作成日時:2024年2月26日 0時