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「…、グガ」
駄目。言っちゃ駄目。
「離れて」
「え…?」
駄目、言わないで
「もう無理」
勝手に動かないで私の口
「グガは私をどうしたいの?
グガは私に何を求めてるの?
私もうグガがわからない。」
駄目。駄目。動くな駄目。
「…はっ?」
「別れよ?
私、万端辞めるから」
「は」
私がそう言い捨て、
部屋を出ようとした時
「待って、意味わかんねえ」
「意味わかんねえ?って…
自分のした事わかってないの?
グガはそんな人だったの?
同じ過ちを二度もする人だったのね。」
掴まれた左手を振り払い、
「自分の襟見たら?」
そう言って部屋を後にした。
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作者名:りかこ | 作成日時:2016年9月2日 19時