【歌い手】本当の底辺。嘘の底辺。【能力】 (ページ3)

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底辺1 ページ3

里奈目線

「___だからランクが低いからと言っていじめを行わないように。」

入学式。

校長の挨拶が終わった。

新入生全員が一度立ち上がり友達を作ろうとしている。

この学校の入学式は校長先生からの挨拶が終わると友達作りの為に時間が

設けられている。

「初めまして！私は田中千里！あなたの名前は？」

『…………え？私ですか？』

「あなた以外誰が居るの？」

怒らせちゃったかな……。

『佐藤里奈です。』

「里奈ちゃんね！よろしく！」

『えぇと？田中さん？』

なんてフレンドリーな人なんだ……。

「千里って呼んで！」

呼び捨て！？いきなりハードル高い……。

友達居ない歴＝年齢なのに……。

『ち……ちさ……。』

そこまで言うと別の子が千里さんを呼んだ。

もう友達出来たのか……。

「一緒に行こ！」

『えぇ！？私も行っていいの？』

「大丈夫！」

そう言って千里さんは私の手を引っ張った。

人と仲良くなるってどうすれば良いんだろう。

趣味？特技？何を聞くべき？

そんな事を思う間に先程千里さんを呼んでいた人達の元に着いた。