甘すぎ王子 (ページ12)

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っていうのがアイツとの出会いってわけで。

フェミニスト曰く、

"一目惚れ"をしたらしい。このわたしに。

2ヶ月前のあの時にいきなり

"付き合ってください"

と、突拍子のない事を言われ、

もちろんお断りをし、その場から逃れたのだけれども…

それからというものの、

「おはよう♡」

「お昼食べよ♡」

「姫、一緒に帰ろ♡」

毎日毎日………このルーティーンよ。

これが2ヶ月も続くと、

わたし自身の感覚も狂ってきて毎日の習慣になりつつある。

いや、だめ、ほんとにそれは勘弁……

そんなこんなで、

ごく一般的でなんの変哲もない平凡なJK生活に

''アイツ"が現れたせいで、

周りの女子からのわたしに対する評判はマイナスにだだ下がり。

今までひっそりと、割と地味に生きてきたわたしの存在が学校中に知れ渡り、いろんな意味で有名人に。

わたしの人生は180度変わってしまったのである。

…神様、わたしはなにか悪いことでもしたのでしょうか。