甘すぎ王子 (ページ2)

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はぁ、いつからだろう。

フェミニストがわたしに付きまとうようになったのは。

あ、フェミニストって？

もちろんあの、中島健人王子のことですよ。

容姿端麗、あの甘いマスクから放たれる
あま～い台詞で世の女性を虜にしちゃう。

女に甘い男、通称、フェミニスト。

自分が女の子に好かれてること自覚しちゃってるし、
自分がしてることに酔いしれてるナルシスト。

…っていうのがわたしが彼に抱いてる印象。

「おーい、Aちゃ～ん、顔死んでますよ～。」

『はぁ、もう無理、』

「なに、またあの甘々王子のこと？笑」

『それ以外にありますか？はぁ…助けて……』

「あんたさ、他の女子からしたら幸せすぎる悩みよ？笑」

そうそう、そうですね～～
友人の(友人)が言うように

他の女子からしたらきっと、そう。

誰もが浮かれ幸せすぎて溶けちゃうくらいだと思うよ、うん。

でもわたしは違う。

なんでかって、それはただ単に、

ああいうチャラチャラ系男子が大嫌いだからだ。