Purple Rain (ページ9)

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さっきのメールの内容を
確認しようと思ったら、

プルルルル....

うわ、、

やばい、、
電話かかってきちゃった、、

私は緊張の中、
頑張って応答のボタンを押し、
携帯を耳に当てる。
　

「___もし、もし、、」

風磨「お前、メール見たか？」

「え？･･ま、まだ」

風磨「ありえねぇな。
呼ばれたら時間厳守ですぐに行動することって
契約事項に書いてなかったっけ？」

「ごめんなさい___」

風磨「ったく。
午後3時までに
恵比寿の時計広場集合な。」

「はい？」

風磨「そういうことだから。
じゃ、」

プツッ

え？、？

何、、
家じゃなくて？
レストランでもなく？
時計広場って、、、

道◯寺か？笑

私はとにかく
黒のリムジンに乗り込んだ。

佐伯「お帰りなさいませ。
Aお嬢様。」

「だから、それ要らないって。」

佐伯「失礼致しました。
このまま帰られますか？」

「え？聞いてないの？」

佐伯「どうなさいました？」

え、、嘘、、なんで？

「あ、あのさ、、
絶対お父様とお母様と
お兄様には内緒で、
っていうか、誰にも
言わないで欲しいんだけど、」

私は菊池風磨に誘われたことを話した。

佐伯「そうでしたか。
では、一度家に帰って、
着替えましょうか？」

「でも、バレることない？」

佐伯「質問失礼しますが、
なぜバレたくないのですか？」

「えっ？まぁ･･確かに___
大事(おおごと)にしたくないから？か、な、、」

佐伯「もしかして、
風磨坊ちゃんのことを」

「なわけ、ないない、」

　
そうですか？というと、なんか意味不明な笑みを見せて続けた。

佐伯「では、いつものあの洋服店に
行ってからそちらに向かいましょうか？］

「ありがとう、佐伯。」

佐伯「いいえ。私はいつでも
お嬢様の味方ですから。」

私たちは、その店に一度寄り、
軽いワンピースに着替えてから、
時計台に向かった。