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助言!の吸血鬼 ページ28

「…自分でも、よく分からないのよ。」



「初めて告白された上に、相手は幼馴染だもんね〜…【分からない】って気持ち、なんかちょっと分かるわ。」



麗は私の言葉に苦笑いを浮かべて、卓袱台に置かれたポテチの袋を開けると、一枚食べる。



「ちょっと考えたんだけどさ〜。」



数秒の沈黙の後、彼女は寝転がった私の肩を掴んで起こす。


彼女の表情は、いつも私を揶揄って遊んでいるときとは違って、真剣だった。



「彼は【家族】なんだよね?…それならさ、幼馴染君に【恋人】が出来たら、嬉しいって思う?」



「……っ…。」



直生に【恋人】が出来たら?…その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がズキンと痛くなる。


昨日と同じだ。


胸が締め付けられて、ズキズキ痛くて…ドロドロした気持ち悪い感情が溢れてくるような、嫌な感じ…。




––こんなこと…思いたくないのに。




凄く、凄く…。



「ねぇ、雪花。今…【凄く嫌だ】って思ったでしょ?」



麗の言葉に我に返る…彼女は穏やかな笑顔を見せると、私の頭に手を伸ばし、優しく頭を撫でた。



「な、なんで分かったの!?」



「分かるよ、雪花の考えてることは…あんたって結構分かりやすいし。」



そんなに分かりやすいの!?


私は自分の顔が赤くなるのを感じる、麗はニヤリと意地悪に笑えば、「…やっぱり今の話、雪花の話だったのか。」と言われた。


あっさりバレた、恥ずかしい…。

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設定タグ:恋愛 , 吸血鬼 , 名前変換オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ミサぽん(プロフ) - 猫さん» だ、大丈夫じゃない!?し、しっかり! (2018年3月22日 6時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえいえ!大丈夫じゃないです…← (2018年3月22日 1時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます!だ、大丈夫ですか?; (2018年3月21日 6時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄すぎて顔が熱い…・ω・ (2018年3月21日 5時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 樹菜美さん» コメントありがとうございます!そこからの続編ですか…!そうですね、書いてみたいと思います! (2017年11月2日 6時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサぽん | 作者ホームページ:ないです  
作成日時:2017年6月17日 23時

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