懐いたまあるいお目目の彼 ページ38
ミシミシ
床がきしむ音によって、閉じいていた瞳が引き寄せられるように開いた。暗闇でうごめく1人。
『・・・？』
誰だろう。ジミナ？ジョングク君だろうか、どちらか2人だと思われるその人物は、リビングを抜けて廊下へ向かっていった。
『眠・・・、』
次に目を覚ました時は、ジョングク君に脇腹に強烈な蹴りを入れられた時だった。
JK｢ごめんなさい。ヌナ｣
『私があそこにいたのが悪いんだよ』
JM｢いや、Aは悪くないじゃん。100％ジョングギのせい。リビングでAが寝てることくらい分かってたことだろ｣
JK｢・・・ヌナ、ごめんなさい｣
『大丈夫大丈夫っ』
JM｢甘やかさない方が身のためだよ｣
JK｢ヌナって本当に優しくて誰かさんとは大違いだねー｣
JM｢変に懐かれると、面倒だよ｣
耳元で吐いたジミナの言葉。それが後に嫌という程思い知ることになるとは思いもしなかった。
JK｢ヌナ、このお菓子食べたいんです｣
JM｢でたでた｣
『あ、うん。買ってあげるよ』
JK｢やっぱりヌナは優しいですね！｣
JK｢ヌナ・・・｣
『ん？』
JK｢んー、｣
『あっ、バナナキック？』
JK｢コクコク｣
『はい、どうぞ』
JK｢ヌナって気が利きますね！｣
JM｢忠告したよ。僕は｣
『されましたよ。私は』
JM｢ヌナ〜ヌナ〜って、変な撫で声出してさ。｣
『何それ。ジョングクの真似？』
JM｢そうだけど、？
あれ？呼び捨てになったの｣
『似てない。
呼び捨てでいいって言われたんだよね。』
JM｢似てない？自分的に激似だと思ったんだけど・・・｣
ありえない。と再度真似し出すジミナ。周りの人が変な目で見てる。
ただいま講義中です。
クリスマスのお泊まりから、時はすぎて1月中旬。
変に懐かれてしまったジョングクは、時々大学内に紛れ込んでいて、突然現れる。
JK｢ヌーナっ！｣
こんな感じで
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作者名：1994 218 | 作成日時：2020年6月6日 21時
