変われるチャンスを潰して ページ43
｢だから、目の前からジニヒョンが消えたとしても、僕はあんまり幸せに浸れなかった。あの言葉にムカついて……｣
重たい溜め息を吐き出して、天井に目を向けて、喉を鳴らしたジミン。そんな彼の仕草一つ一つに視線を向けてしまうけど、なんの感情も起こらない。
なんだか、もう、呆れてしまった
悲しいとか、辛いとか、みんなを殺されたことを知ってもそこまでの驚きは感じなかった。それはきっと、心のどこかで殺されたんじゃないかって思っていたから
｢そんな僕を呼び出してきた人がいたんだよね｣
『……ホソクオッパか』
｢ここまで来たら、もうわかるよね､そうだよ。サークル後にどこかに向かおうとするヒョンのスマホを覗いたら、Aと会う約束してるから、なんの用か聞いてみたけど、教えてくれなくてさ。｣
『……だから、殺したの？』
｢違うよ。それだけじゃない……その後に、言われたんだ｣
JH｢僕は疑ってるよ｣
｢なんのことですか？｣
JH｢テヒョンアやジニヒョンのこと。それと、関係あるか分からないけど、Aの家族のこととかも｣
｢何が言いたいのか分からないですけど…｣
JH｢とぼける必要ないよ。大事なものって何？A？そうでしょ､ジミナのやり方は間違ってる。それだけ言っとくよ、変わりたいなら言ってよ。
今のジミンは正直一緒にいたくないし……大切な人を傷つけるようなことする人間は信じられないから｣
｢……っ、ふっ。偉そうに言わないでよ。｣
JH｢なんか言った？｣
｢…………ヒョン、僕変われますかね？｣
JH｢……変わりたい？｣
｢…はい、僕変わりたいです。｣
JH｢そうか……そう言ってくれて、僕としてはすごく嬉しいよ｣
｢ヒョン……ここじゃあれなので屋上で話しません？｣
｢ヒョンはそんな僕の誘いにすぐに頷いたよ。僕がそんな簡単に変わろうとするわけないのに……ふふっ､本当に笑えるよね｣
『嘘ついて、屋上から突き落としたってこと……？』
私の問に答えることなく、不気味な笑いを零すだけのジミン。
ホソクオッパの優しさを逆手に取るなんて、卑劣だ。
変われるチャンスを踏みにじって、更に手を汚すなんて最低だよ
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1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。最後までお付き合い頂き、心から感謝します。バットエンドで終わるか終わらないか考えた末にこういった形で終わらせて頂きました。楽しんで読んで頂けて光栄です！たくさんのコメント本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。(^ ^) (2020年6月20日 7時) (
レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 完結お疲れ様です！！バットエンド的な終わり方をする作品結構少ないので、とても新鮮で最後まで楽しく読むことができました！次回作楽しみにしています！また会いましょう！ (2020年6月20日 1時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。読んで頂けているようで、とても嬉しいです。度々コメントを残して下さって、本当に力になります。楽しんで読んで頂けてて、作者としてはこの上ない幸せです。ジミナァァァ……って感じですね(笑)これからもよろしくお願いします！ (2020年6月17日 21時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ジミナテメぇぇぇぇ！！これから私はな！グクとのイチャラブ生活が待ってんだよ！邪魔をするなーーー！(訳もっとやれ) (2020年6月17日 21時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。また、コメントをありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです。グクはどうなるんでしょうか……、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです。 (2020年6月17日 12時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1994 218 | 作成日時：2020年6月11日 22時
