抜けた記憶 ページ41
｢Aは覚えてないよね｣
『なにを……、？』
｢僕がユンギヒョンを殺した瞬間を｣
『……え？』
｢ヒョンに呼ばれたAが振り返った時に、僕がヒョンの首にナイフを刺したから。
そのショックで、気を失ったよね。｣
『……そんなこと、知らない…』
｢その時さ、僕、手袋も何もしてなかったから、借りちゃった。ヒョンが持ってたAの手袋｣
『……だから、オッパの近くに落ちてたの？』
｢さぁ……そんなこと覚えてないけど。
その後、Aのオモニとアボジを殺した。ヒョンを頑張って僕の力でリビングまで運んだんだ…体力をそこで使っちゃって、少しの間休んじゃってさ……
アボジがケーキを買って帰ってきちゃって､玄関でAは気を失ったままだったから、すぐにリビングにきちゃって
別に見つかってないけどね。まぁ、既に死んでるヒョンに駆け寄って、床に座ってるAのアボジの背後に回って首を狙ってナイフを振り下ろしたら、あっけなかったよ。
足音が聞こえたから、僕はまた、隠れたよ。リビングに来たのはAのオモニだった。
Aのオモニは、この状況に酷くショックを受けててさ、電話すればいいのにそんなこともせずに、椅子に座り込んでた。
いかにも殺してほしいって言ってるような、背中をみせてたから、それに答えるように僕はナイフを振りかざした。子供1人の力で何度も刺すのは流石に疲れたよ。
でも、目を覚ましたAがどんな顔するんだろうって考えると力が何十倍にもなるんだ。だから、楽だった…
でも、もっといい顔がみたいって僕は思った。だから、買ってきたケーキをテーブルに置いて、Aが欲しいって言ってた両親が用意したらしきくまのぬいぐるみをテーブルの近くに置いた。
そして、何度も血を浴びせた。大好きなものが真っ赤に染まれば、もっといい顔を見せてくれるんじゃないかって思って
でもさ、ただ単にAがここで目を覚ましても面白くないなぁって思ったから、Aを外へ連れ出した。
暫く、影から覗いてたらAは目を覚ました。Aはさっき見たことを、何も覚えてないみたいで、そのままイルミネーションで飾り付けされてる街の中心に向かって楽しそうに歩き出してった｣
『……だから、覚えてなかったのか』
｢ショックで1部の記憶が抜けたんだろうね。僕にとっては好都合だった｣
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1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。最後までお付き合い頂き、心から感謝します。バットエンドで終わるか終わらないか考えた末にこういった形で終わらせて頂きました。楽しんで読んで頂けて光栄です！たくさんのコメント本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。(^ ^) (2020年6月20日 7時) (
レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 完結お疲れ様です！！バットエンド的な終わり方をする作品結構少ないので、とても新鮮で最後まで楽しく読むことができました！次回作楽しみにしています！また会いましょう！ (2020年6月20日 1時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。読んで頂けているようで、とても嬉しいです。度々コメントを残して下さって、本当に力になります。楽しんで読んで頂けてて、作者としてはこの上ない幸せです。ジミナァァァ……って感じですね(笑)これからもよろしくお願いします！ (2020年6月17日 21時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ジミナテメぇぇぇぇ！！これから私はな！グクとのイチャラブ生活が待ってんだよ！邪魔をするなーーー！(訳もっとやれ) (2020年6月17日 21時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。また、コメントをありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです。グクはどうなるんでしょうか……、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです。 (2020年6月17日 12時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1994 218 | 作成日時：2020年6月11日 22時
