間違ってる・間違ってない ページ40
写真の中のグクは、真っ赤に染まっていて身体中から血が溢れ出ていた。
｢偉そうに説教してきたから、頭にきちゃって、つい刺しちゃったんだ｣
その人は、悪びれることなく、淡々と言葉を並べていく。
｢邪魔者も消えたね。｣
そう言って、にじり寄ってくる。
『……来ないでっ、！』
｢なんで？｣
意味が分からないと首を傾げている。
｢僕がどれだけ手を汚してきたか、知らないでしょ？Aのその顔が見たくて、ここまで頑張ったんだよ……｣
『そんな、の……知らない…だからって殺していいわけないっ！』
｢そう言われても、もう、手遅れじゃん。殺しちゃったんだから………ね？｣
『……っ、』
口角をあげて、前髪をかきあげた。その下から現れた瞳と視線があった。その瞬間、背筋が凍った気がした。
｢みんなみんな……邪魔だった。｣
『邪魔じゃない。私にとっては、大切でかけがえのない人達だよ…』
｢僕にとったら、僕の幸せを邪魔する厄介者だったよ。
テヒョンは、いつだってAと一緒に行動して、本当に邪魔でしょうがなかった。だから、1人で帰るアイツを見つけた時チャンスだと思った。だから、横断歩道で待つアイツに声をかけた。アイツは薄々気づいていた。僕のAに対する気持ちを……
｢ジミナのしたことは間違ってる。今からでも遅くはないよ。警察に行こう｣って、言ってきた。
僕のなにを知ってそんなこと言うのか、意味が分からなかった。
だから、テヒョンが前を向いた瞬間にその背中を押してやった。
タイミングよく車が走ってきて、アイツは僕の目の前で死んだ……本当にいい気分だったよ、ふふっ｣
狂ってる。
異常なほどに歪んでる。
｢バレないように、すぐにその場を離れたよ。本当はもう少し見物してたかったんだけどね。｣
『……最低ッ』
｢別にいいよ。どう思われたって…
これが僕のやり方。間違ってなんかない｣
『間違ってる』
｢……間違ってない。僕はこれまで何度もそのやり方で幸せを味わえたんだ。｣
『他にやり方があったはずだよ』
｢10年以上前から、僕の幸せはこのやり方なんだから｣
『……、』
｢初めてやったのは……あぁ…クリスマスの日か｣
私を見下ろし不気味に笑みを浮かべるジミンが恐ろしく見えた
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1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。最後までお付き合い頂き、心から感謝します。バットエンドで終わるか終わらないか考えた末にこういった形で終わらせて頂きました。楽しんで読んで頂けて光栄です！たくさんのコメント本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。(^ ^) (2020年6月20日 7時) (
レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 完結お疲れ様です！！バットエンド的な終わり方をする作品結構少ないので、とても新鮮で最後まで楽しく読むことができました！次回作楽しみにしています！また会いましょう！ (2020年6月20日 1時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。読んで頂けているようで、とても嬉しいです。度々コメントを残して下さって、本当に力になります。楽しんで読んで頂けてて、作者としてはこの上ない幸せです。ジミナァァァ……って感じですね(笑)これからもよろしくお願いします！ (2020年6月17日 21時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ジミナテメぇぇぇぇ！！これから私はな！グクとのイチャラブ生活が待ってんだよ！邪魔をするなーーー！(訳もっとやれ) (2020年6月17日 21時) (レス) id: 63dc27dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - ほのかさん» ほのか様。また、コメントをありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです。グクはどうなるんでしょうか……、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです。 (2020年6月17日 12時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1994 218 | 作成日時：2020年6月11日 22時
