捜索願 ページ20
私はどこにいるの?
ウニョクにもうすぐで飛行機飛ぶよ!とメッセージし
無事に着きました…
「空港に着いたよ!」
(僕ももうすぐ着くからね!)
ここまでは順調だったはずなのに…
私は今、広い知らない空港に一人だ
ウニョク…どこぉ!?
出口かな?って勝手に動いたのがまずかった
そして私のスマホ…シーンと眠っている
何のタイミングか充電が切れてしまったのだ
A:はぁ〜。どうしたら…きっとウニョク探してるよねぇ…
誰かに尋ねるにしても言葉が、分からない
分かったとしても
ウニョク見てませんか?
なんて、聞けるわけもなく…
一人キョロキョロと周りを見渡す
そんな私に誰一人興味なんてあるわけもなく皆それぞれの目的の方向へと足を進めていく
空港に着いて一時間…
A:さすがに歩き疲れた…
近くにベンチがあるのに気付き私は腰をおろした
知らない空港で一人という焦りはあるが
行き交う人の流れをボーっと見ていたら
A:ふふっ…
ウニョクを初めて見つけた日を思い出してしまった
A:あの時とは反対になっちゃった…
出逢った日を思い出してしまったせいか
ますます、早くウニョクに会いたくなる
会いたくて、会いたくて仕方なくて
愛しいウニョクに会いに来たのに…
迷子になっただけで、もう二度と会えないような寂しさが急に襲ってきた…
A:ウニョク…
思わず涙まで…
充電の切れているスマホを恨めしく睨んでしまう
とにかくもう動き回るのはやめよう
そう決めて、出てきた涙をハンカチで拭こうとカバンから取り出し…
A:あ…
取り出されたハンカチはウニョクが初めてお礼にってプレゼントしてくれた物だった
そのハンカチを見てまた涙が…
A:もう…泣いてる場合じゃないのに
ハンカチでやっと涙を拭いた時だった
リョウク:ハァハァ…Aさん?!
ハンカチから目を離し、呼ばれた方へと顔を上げると
リョウク:Aさんで合ってる?よね?
息を切らしながら、マスクに帽子、サングラスの男性がいた
A:え…あの…
リョウク:やっぱりだ!ここにいたぁ!
そう言うとポケットからスマホを取り出し韓国語で何かを話している
リョウク:探したよぉ!ウニョクがAがいない!連絡取れないって慌てて連絡を皆にしてきたから!
ウニョクって言った?
リョウク:えっ!分からない?
マスクとサングラスを外してくれ
A:あ…リョウクさん…
リョウク:当たりぃ!
って、私の横に座ってきた
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waka(プロフ) - おかえりーーーー!!!手術成功&退院おめでとう!!!!よくぞ帰ってきてくれました!!!しかし!!!無理は禁物ですよ。本当におかえりなさい! (2020年6月17日 0時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 手術!!1日も早く回復されることを祈ります。待ってますからね。 (2020年4月12日 3時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優勇 | 作成日時:2020年3月4日 4時