来てたって何？ ページ47
ウニョクとお昼兼朝ごはんを食べる
ウニョク:お腹空いてたから美味しい…
ん？
お腹空いてたから？
A:お腹空いてないと、美味しくないみたいじゃない？
ウニョク:ん？何で？
A:お腹空いてたから、美味しいんでしょ？
ウニョク:ん？ん？あぁ！ごめん…日本語難しい…
A:アハハ！冗談だよ！
昨日までの私…
ううん、朝方までの私とは違って
心のモヤモヤは晴れてた
ウニョク:ねぇ、電話鳴ってるよ？
寝室から着信音が響いている
A:本当だ
私は寝室へスマホを取りに
A:リサだ…もしもし？
リサ:もしもし、体調は？
A:ばっちり、ねたら頭もスッキリ！心配かけてごめんね。
リサ:いいんだけど…それより、ウニョクが来てたって何？
凄い勢いで聞いてきた
A:朝、あの後、何が飲もうってキッチンに行ったら、ソファーからウニョクの足が出てた…合鍵でこっそり入ったんだと思う
ベッドに腰掛けながら話してると
リビングからは食器を片付けてくれてる音が聞こえる
リサ:……で、話は出来たの？
A:出来たよ…
私はウニョクから聞いた話をそのまま話した…
リサ:怖い！やだ、芸能界怖い！
A:アハハ！私も同じ事を言った！
リサ:でも…良かったね！連絡取れないって心配が一気に晴れて
A:うん。
リサは昼休憩に連絡をしてきたからか
時々、何かを食べる音も聞こえる
リサ:明日は仕事これそうだね！仕事い〜っぱい残しとくから！
A:えぇ！それは嫌だぁ〜！
なんて、他愛もない会話を続けてると
片付けが終わったのか
寝室の入り口に腕を組ながら
壁に寄りかかり
優しく笑ってるウニョクがいた
リサ:さて、私は仕事に戻ります！ウニョクによろしくね！
A:伝えとく！電話ありがとう！
電話を切ると
ウニョク:リサさん？
A:うん、リサだった
体勢を変えずに聞いてきたウニョク…
首から見えるネックレス…
左手首に見えるブレスレット…
優しく笑ってるウニョク…
リサの言う…
ウニョクが王子様…
分かったような気がした
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作者名：優勇 | 作成日時：2020年1月20日 3時
