プロな彼等 ページ35
ウニョク:もうすぐリハーサルだから行こうか
A:どこに？
ウニョク:会場だよ！ステージから見てて！
A:ステージから？
ウニョク:そう、ステージ横から
そんな場所に私がいていいのかなぁ…
言われるままに私は待機する
そこからは演出家ウニョクで
皆に韓国語で指示をだす
私からしたら昨日のライブも完璧だったのに
それに何が凄いって
それぞれが意見を出しあって
そこを一発で直せちゃう所が…
客席から見るステージと
ステージ横とは言え
ステージから見るステージはまた違って見える
凄いなぁ…
あんなに、歌って踊って…
体力的には絶対大変なのに
皆真剣な顔の中にも
楽しくて仕方ないって書いてある
10分の休憩らしく
ウニョク:A！来て来て！
ステージ中央にいるウニョクに手招きされた
えっ？
戸惑っていると
スタッフ:ウニョクさん浮かれてますね！どうぞ行ってあげてください。
って、笑われながら言われ
ウニョク:早く、早く！
思わず小走になってしまう
小走りで走る私をみたイトゥクさんに
イトゥク:小動物が走ってるみたいで、可愛い。
と言われ、恥ずかしくなる
A:こんな真ん中に呼んでなぁに？
ウニョク:前を見て
言われて前を見ると…
昨日ウニョクが見てる世界って感じた客席を
正真正銘…ウニョクの世界で見れた
A:うわぁ…
ウニョク:これが本当の僕達の見えてる世界だよ
A:なんか…凄いって言葉しかない…
ウニョク:え…何で泣くの？
自分でも意識して泣いた訳じゃない
ウニョク:どうしたの？まさか、また知らない世界って不安になった？
ウニョクは持っていたタオルで私の涙を拭いてくれる
A:違うよ…感動しちゃって…不安より、ありがとうだよ
ウニョク:ありがとう？
A:知らない世界で不安になる事もあるけど、こうやって私の知らないウニョクの世界を共有させてもらえて…ウニョクはいつもこんな凄いファンの前で、全力で頑張ってるんだね…ありがとう
思わず抱き締めてしまった
ウニョク:汗でべったりだよ！
A:頑張ってる汗だよ！気にならない！
ウニョクも抱き締め返してくれる
ヒチョル:お二人さん！そろそろ始めますよ！
そう声をかけられて、人が周りにいたのを思い出す…
A:恥ずかしい…が、頑張って
私はまた小走りで元いた場所へ
その姿にプロな彼等…
SUPER JUNIORに笑われた…
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作者名：優勇 | 作成日時：2020年1月20日 3時
