捕まる ページ21
今日の主役はもちろん東方神起!
SUPER JUNIORの3人はすぐにステージを降り、また彼らの曲が始まり…
終わりも近いのか会場内はますます盛り上がる
本当ならリサだって、最後まで跳び跳ねて、叫んでと楽しみたかったに違いない
立てないで、ただ泣き出した私を気遣い一緒に座ったままだった
アンコールまで全てが終わり、お客さんもぞろぞろと会場を後にしていく
リサ:最後の方がのんびり出れるから
そう言って焦らすこともなく
リサ:まさか、今日来てるとはね…
そう言って二人とも黙ったままだっま
半分以上はお客さんも出ただろうか
A:私達も出ようか!リサ、最後まで楽しめなくてごめんね。
リサ:えぇ!十分楽しめたから大丈夫!目も合ったし!
目をハートにリサが言う
二人で笑いながら席を立った時だった
リサ:あ…
先に出口側を向いていたリサが立ち止まる
リサ:ごめん…さっさと人混みに紛れて出てたらよかった…
なんで謝るの?
リサの背後から顔をのぞかすと
A:え…なんで…
私たちの通路の端に立つ人がいた
深く帽子をかぶり、ステージに上がった時とは違う服だがすぐに分かる
ウニョクだ
そりゃそうだ…
よく考えたら、目が合ったって事は、席はばれてて…
人の波に目をこらしていれば簡単に私達が出たかなんて分かるのだから
A:気にしないで…進もう…
リサ:でも、あれAを待ってるんじゃ…
A:いいから!進もう!
リサと私はいつもより少し早めに歩く
そして立っているウニョクの横を通りすぎようとした時だった
ウニョク:待って…
腕を握られ…捕まってしまった…
私よりリサの方が驚いていた
A:リサ…先に出てて…
リサ:でも
A:大丈夫だから…心配しないで…
リサ:分かった
リサは心配そうに何度も私を振り返りなが出ていった
ウニョク:ここではだから…来て…
握られた腕は手へと変わり…
繋がれたまついていく
久しぶりのウニョクの温もり
相変わらず細くて…綺麗な手をしている
でも…また痩せた?
そんな事…聞けるわけもなく…
ウニョクはどんどん裏の方へと進んでいく
まだ完全に出きっていないお客さん達
中には、あれ?ウニョクじゃないよね?って見てくる人も
マズイ!
私はさすがにばれたら大変だと手を離そうとしたのだが
捕まった手は離れることがなかった
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作者名:優勇 | 作成日時:2020年1月20日 3時