検索窓
今日:25 hit、昨日:43 hit、合計:9,350 hit

伍拾玖話 ページ12

時透side

任務前に銀子から誰かが死んだって聞いた。



誰かは覚えていないけど、何故かAが悲しんでいる気がして霧島邸に向かった。




なんでAが悲しんでいるって思ったんだろ。




誰が死んだのかなんて覚えていないのに。




ガラガラ





時「A、居る?」




シーン




何も聞こえない。だけどAの気配はする。寝てるのかな。あ、でも寝てたら寝息は聞こえるよね。




そう思った僕は縁側へ向かった。




Aは縁側に居ることが多いし。





そして縁側の支柱に寄りかかっているAの姿が見えた。




時「A、ここに…」




『…いつか無一郎とも別れる時が来るのかねぇ…』




…別れる…?何が




よく見てみるとAの目には涙が溜まっていた。




やっぱり。





なんとなくだけど、柱の誰かが亡くなったんだ。




Aは鬼殺隊の中で2番目に柱歴が長い。




その分仲がいい。




だから誰かが亡くなった時はいつも辛そうな顔をしているらしい。




実際僕が柱になる前に前の水柱や…えっと…あ、花柱が亡くなった時は本当にAとは思えないくらい怖い顔で任務をしていたとか。




まぁこれら全部伊黒さんから聞いた話だから本当かどうか分からないんだけど。





また同じことが起きたらAも危ないから声をかけることにした。

「僕が何?」




『…ん?』



あ、やっぱり気づいてなかった。



『…無一郎…』



時「…なんで泣いてるの」




『え…?何言って…』

ポタリ



『あれ…なんで…泣いてるのかなぁ…』

ポタリポタリ



時「…A」




Aはいつも笑顔で自分より下の階級の隊士や隠に菓子をあげている。

いつも誰かに笑顔で優しく接している。

でも本当は泣き虫なんだろうね。

陸拾話&大正コソコソ噂話→←伍拾捌話(唐突過ぎる過去編)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

トマト(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» ありがとうございます!(人 •͈ᴗ•͈)そう言って貰えて嬉しいです😊 (10月17日 13時) (レス) id: 05f1c6c0dc (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - トマトさん» 遅れてすみません!待ってましたー!この作品その場の状況やキャラの心情が分かりやすくかいててめちゃ読みやすいですー! (10月17日 10時) (レス) @page5 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» ありがとうございます!😭✨日曜日にいっぱい更新しますのでそれまで待っていてくれますか‪…?( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀  )‬ (10月11日 18時) (レス) id: 05f1c6c0dc (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - 続きが早くみたいです!!めちゃめちゃ面白いです!! (10月11日 15時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トマト | 作者ホームページ:https://twitter.com/uratuku_tomato?t=mmEEDZyCeO3uAqq9NPnxeg&s=09...  
作成日時:2023年10月11日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。