頭の中は霧でいっぱいです【時透無一郎】【鬼滅の刃】 (ページ45)

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肆拾弐話ページ45

Aside

『みたらし、任務先はどこ？』

み「ココヲ真ッ直グ行ッタトコロ二アル村ダ！」

おぉう…私の鎹鴉であるみたらしは似てしまったのかちょっと…というかかなり説明が下手くそになってしまった。

もちろん最初の頃は他の鴉同様ちゃんと教えてくれてたよ

でも今はちょっと下手になっちゃった。

まぁこっちの方が私は分かりやすくて助かるけど

み「ソレト任務先ニハ恋柱ガイル！」

『待ってそれ先に言って』

それよりも柱が2人って言うことは十二鬼月の可能性があるということか…。

『みたらし、村の被害状況がどのくらいか分かる？』

み「村ハ全滅！ソシテ送リ込マレタ隊士全員ノ死亡ガ確認サレテイル！」

『…教えてくれてありがとう』

これはますます怪しくなってきたよね

￣￣
￣

っと…走ったからすぐ着いたな

えぇっと蜜璃はどこに…

甘「あれ？Aちゃーん！！久しぶり〜！！！」

うーん探さなくても分かる

『久しぶり。あんまり経ってないけど…(苦笑)』

甘「それもそうね！それよりもこの村の状況を見て…」

私は蜜璃に言われた通り村の状況を一応確認した

これはひどい…。

扉は壊されていて、中は血飛沫、そして人の遺体

それと生臭い匂い

畑もぐちゃぐちゃだ。

もう少し私が早く着いていれば…

甘「Aちゃん、もしかしたらまだ鬼が居るかもしれない。だから悔やむのはあとからにしましょう…？」

折角綺麗な唇が切れちゃうわ！と言われてしまった

どうやら無意識の内に唇を噛んでいたようだ。

『！それもそうだね。ありがとう、蜜璃』

そうだ。まだ鬼は居る。この音、気配…間違いない。鬼はまだ潜んでいる。
柱が2人居るからって気を抜いてはならない。
もし上弦の鬼だったら柱が2人居ても難しいのだから