頭の中は霧でいっぱいです【時透無一郎】 【鬼滅の刃】

弍拾陸話 ページ28

Aside

時「まぁいいや、早く行って。」

隠「はひっはいィィ！」

『コラ。隠を怖がらせないの。ごめんね。気をつけて行ってらっしゃい。』

産「炭治郎、珠世さんによろしくね」

珠世さんって誰だろ。
まぁ私には関係ないか。

￣￣￣￣
￣￣￣
￣￣

あの後柱合会議が始まり、内容は最近の隊士の質が落ちていると言うものだった。

確かにそうだ。
殆どがお金目的。
ふざけんなよ。
鬼殺隊はそんなやつが簡単に昇格出来るとこじゃないんだよ。

時「…ねぇ、Aなんであの…あぁ、鬼を連れた隊士何かのために命懸けたの」

げ。絶対聞かれると思って逃げようと思ったのに。

『…炭治郎と禰豆子は末っ子の私からしたらとっても可愛い子たちなの。』

私の家は昔から鬼殺隊として戦ってきた家系だ。
そして謎に男が生まれる確率が高い。
実際私にも兄が2人居た。双子の。
でも兄も両親も鬼に喰われちゃった。

だから鬼が憎くて憎くてしょうがないのにな…。
弟や妹のように構ってた"だけ"の2人のために懸けちゃったよ。

時「…そうなんだ。でも僕はAが居なくなるのは嫌だよ」

『ハハ八！私はそんな簡単に居なくならないし、禰豆子も稀血である実弥に襲いかからなかったから大丈夫でしょ？』

時「そうだけど…。」

『大丈夫。きっと』

きっと大丈夫だ。もし人を襲ってしまったらしまったで21年間の命を切るだけだ。

時「…絶対居なくならないでよ。」

『はいよ。あ、そういえばさっきはごめんね。』

時「さっきのって？」

『蹴っちゃったこと。結構吹っ飛んでたじゃん』

時「…あぁ、別に大丈夫。僕の方こそ強く押さえてごめん。」

『いいよいいよ。別に痣になってないし』

骨折れてなきゃ大丈夫大丈夫。

弐拾漆話→←弍拾伍話＆大正コソコソ噂話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す