ヤンデレ気味な善逸くん

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此処からすぐに逃げ出したいのはやまやまだが
怖くて足が震えて動けない




だがここに留まっていても危ないだけなのでゆっくりでも一歩ずつ足を進めた




進むにつれてその声に段々と近付いているのが分かり息を潜めながらも耳を傾ける







「 っうッ 、 ゔえ 〜 」





( …泣いてる ？ )










暗闇にも目が段々と慣れてきたのか声を発しているなにかが微かに見えてきた 。 金髪 ？ え 、 人間 ？ 草むらの陰に蹲って泣いている男の子が目に入り恐る恐る近づく









( 小さい子が迷子になって泣いてるのかな )








そう思い思い切って駆け寄った









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