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「 … 」
『 … 』
二人きりになった途端何処と無く気まずい空気が流れて沈黙が続いた
「 … Aちゃん 、 ありがとう 」
『 え ? 』
「 さっき自分も怖かったはずなのに俺の心配して声かけてくれたよね 、 」
『 … 』
「 俺すんごい嬉しかったんだ 、 初めての任務のときは爺ちゃんが傍についててくれたんだけど今は一人で凄い心細くて 、 ほら俺こんな弱っちいし色んな人が見て見ぬふりして通り過ぎてたのに君だけは俺に優しくしてくれた 。 声をかけてくれた 」
私の両手を握りながら真剣に話す善逸さん
「 だから 、 お礼を言わせてください 。 ありがとう 」
そう言って照れくさそうに微笑む善逸さんがとても優しくて穏やかで先程までの恐怖や不安といった感情が安堵となって溢れて涙が頬を伝った
「 … え !? Aちゃん !? 泣いて… え 俺のせい !? 全然泣かせるつもりとかじゃなくて 、 ええとごめんねえ ! 泣かないで 」
私が泣いてるのに気づき驚きからか目を丸くして一時停止しては急にどうしようどうしよう ’ と慌てる善逸さんに思わず笑みが零れた
『 …怖かったです 』
「 …うん 」
『 でも私も善逸さんに感謝してます 』
「 え ? 」
『 善逸さんが居なかったらすぐ殺されてたかもしれないし 、 今頃恐怖や不安で怯えてました 。 … 善逸さんが傍に居てくれたからこうして笑えてます 、 』
「 …Aちゃん 、 」
『 善逸さん 、 助けてくれてありがとうございます 』
「 … 」
『 … 善逸さん ? 』
「 … 生まれて初めてそんなこと言われたよ 、 」
「 …Aちゃあああああん !!! 」
『 わっ !! 』
泣くのを堪えているのか声を震わせながらか細く答えては急に大きな声で私の名前を叫び抱きついてくる善逸さんに
『 ちょ ! 近い ! 鬱陶しい ! 離れてください ! 』
「 … 辛辣なAちゃんもたまらなく好きだよ愛してる俺と結婚してえ ! 」
『 調子乗るな 』
.
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もらる - ニヤニヤしながら読んでました((殴 この後の展開が楽しみです! 夢主鬼殺隊に入らないかな〜 (2020年5月2日 23時) (レス) id: 55198b273e (このIDを非表示/違反報告)
稲(プロフ) - 妖精・ナルルさん» そう言ってくれる方が居てくれるとかもう幸せものですありがとうございます!!!! (2020年2月6日 23時) (レス) id: 3739fea967 (このIDを非表示/違反報告)
妖精・ナルル - 更新頑張ってください!面白いです!お気に入り登録したいぃぃぃぃぃ!!やりかたが分からないぃぃぃぃぃ!! (2020年2月2日 12時) (レス) id: 428de63203 (このIDを非表示/違反報告)
稲(プロフ) - あさりさん» わああ!!ありがとうございます!!!嬉しいです!!! (2020年1月31日 14時) (レス) id: 3739fea967 (このIDを非表示/違反報告)
あさり(プロフ) - 更新頑張ってください!お気に入り登録もしました! (2020年1月30日 18時) (レス) id: 32331818c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲 | 作成日時:2020年1月28日 0時