63 ページ15
inホテルルーム
轟｢先、シャワー浴びていいぞ｣
星海｢え、ありがとう！｣
部屋に入るなり轟くんは荷解きを始めた。
助かった、
今日はパトロールしかしていないが、炎天下の中一日中歩き回って汗でベトベトだった
きっと轟くんは私に気を使ってくれたのだろう。
なるほど、イケメンなだけじゃなくて気遣いもできるのか……
星海｢じゃあ、お言葉に甘えてお先に失礼します！！すぐ上がるから！！ごめんね！｣
轟｢いや、ゆっくり入れ｣
私は轟くんも早くシャワーを浴びたいだろうと思い
急いでシャワールームに駆け込んだ
轟side
ザーーーーーー
意識しないようにしても考えちまう
水の流れる音を聞いていると、今この扉の向こう側で星海がシャワーを浴びていると思うと体が熱くなった
これじゃあ、まるで峰田みてぇだ
俺は無心で荷解きを進めようとした
けど考えないようにしようとすればするほど……
星海は今、
胸まで伸びた、細く艶やかな絹のような髪を洗っているのだろうか
余計な事を考えちまう
今日はどうかしている
いままで女に対してこんな事を考えたことなんてなかった
一旦頭を冷やそう。
そう思い部屋を出ようかと考えたが、
今部屋を出たらもしなんかあった時星海が危ねぇんじゃねえか、
と思い、止めた。
仕方なく再び荷解きをしようとしたその時
星海｢轟くーーん！！！｣
！？！！？
突然声をかけられた
いつの間にか星海はシャワーを浴び終わっていたらしい
轟｢ああ、あが……！！｣
俺は星海の姿を見るなり
すぐに目を逸らした
そこにはキャミソールにショートパンツ姿の星海がいた
轟｢お前、そんな格好して寝たら腹痛くなるぞ｣
そう言って俺は出来るだけ星海の姿を見ないようにして自分のキャリーケースから、1枚の青いTシャツを投げる
轟｢これでも着てろ。シャワー浴びてくる｣
星海｢わっ。ありがとう！｣
轟｢ああ｣
星海に返事をして。シャワールームへ
そして、しゃがみ込む
轟｢はぁ、、｣
自分でも分かるくらい動揺してる
一瞬だったが
まだ水分を含んだ絹のような髪から滴る水滴はキラキラしていて
シルクのような白い肌はほんのり桃色で、
それが余計俺を動揺させた
邪心を振り払おうと
まだ微かに残った星海の匂いをかき消すように、俺はシャワーの元栓を捻った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月 - またやるのを楽しみにしています (2021年8月30日 23時) (
レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - syami328さん» ありがとうございます！亀更新でほんとに申し訳ないです‥！ (2020年9月1日 16時) (レス) id: e15ab9f0b7 (このIDを非表示/違反報告)
syami328(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2020年8月26日 22時) (レス) id: 578d40b24d (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - もーりーふぁんたじーさん» うわ、ほんとだ…すみません！ご指摘ありがとうございます！！書き直しますね！はい！絡ませる予定です！リクエストありがとうございます！とても嬉しいです！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: bcf68133dd (このIDを非表示/違反報告)
もーりーふぁんたじー - 轟君は冷たい蕎麦、じゃなくて、暖かくない蕎麦って言うよ！あと、敵(死柄木)との絡みが見たい！ (2020年3月25日 21時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らっきょ | 作成日時：2019年10月6日 22時
