悪役になりたかった訳じゃない【wrwrd】

９話 ページ11

「迎えに来たぞー」

桃花「ロボロ！」

ロボロ「はよ会議室行こうか」

桃花「うん！」

楽しすぎる

みんなが私に嫉妬して

みんなが私を愛してくれて

誰かをしたに落とす気持ちも

私が愛されているという気持ちも

全てが楽しい

A？ごめんね、何て言葉だけで

友達というのも言葉だけ

私はあいつを道具としてしか見てないから

こういうこと逆ハーって言うんだっけ？

最高だね

ロボロ「ほら！入って」

桃花「失礼します」

「やっと来たか」

桃花「グルちゃん」

グル「久しぶりだな」

正直言うとグルちゃんはなに考えているかわからないから怖い

グル「それじゃあ、第三十七回我々会議を始める」

会議ってどんなことするんだろ

グル「まず、桃花、Aに何をされたか詳しく」

桃花「は、はい！」

嘘も交えていいよね？

桃花「えーと、まずAに階段から落とされました、邪魔だからと言って背中を押されて落とされました」

鬱先生「はい！」

グル「大先生」

鬱先生「落とされたのっていつ？」

桃花「昼休み」

鬱先生「昼休みなら階段に他の生徒がいたのでは？」

桃花「3階の西側だったから」

鬱先生「なるほど」

グル「ほかに質問は？」

オスマン「はい」

グル「オスマン」

オスマン「その時って他に生徒のこえとかした？」

桃花「しなかった」

オスマン「静かだったんやな」

桃花「うん」

グル「他は？」

いないね

グル「いないか…続けるぞ、そのあとなにがあった？」

桃花「えーと、そのあとはAに腕を切られたね、そこまで深くなかったけど」

シャオ「え？切られたんか？」

桃花「うん」

シャオ「逃げたりは？」

桃花「腕捕まれたから」

シャオ「あー」

ゾム「はい」

グル「ゾム」

ゾム「腕捕まれたからとか言ってるけど、A見つけた時点で逃げなかったの？」

桃花「まず、Aがいることに気がつかなかったから」

鋭いなー、私はAに頼んだから自分から近づいていったけど、被害者側としては逃げなきゃダメだからね

「お待たせー、ケツ向けてくれるのは誰かな？」

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