犬＊２１５話＊ ページ25
あれからロッカールームに向かい、協力して厄介な罠を解除した。
そこにあったのは隠し扉。
中に入ると暗い中に大きな機械がポツンと置いてあった。
･･･まるでドリンクバーみたい。
「え･･･？」
金庫を開けたサラちゃんが困惑の声を上げる。
何か入っていたんだろうか。
「なんだそれ？写真か･･･？」
「あの･･･これ･･･」
サラちゃんに写真を見せられたレコさんは目を見開いて固まった。
『･･･これ･･･レコさん･･･？』
写真に写る女性はどう見ても･･･レコさんだ。
それ以外あり得ないと言い切れるほどそっくりで。
でもどうして写真が金庫の中に･･･？
「撮影者は･･･一体･･･」
「き、気味が悪いぜ･･･」
「明かりを点けてもっとよく見てみるニャン！」
ギンが灯ろうのスイッチをオンにした。
その瞬間、レコさんが頭を抱えて座り込んだ。
「レコさん･･･！！」
『だ、大丈夫ですか！？』
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿会ったこと･･･あるじゃねぇか･･･」
レコさんは何かを思い出したかのように立ち上がった。
「私は･･･ミドリと直接会って･･･会話した･･･何年も前に･･･！！」
『えっ･･･？』
「何で忘れてたんだ･･･！？こんなこと･･･！！」
「レコ姉ちゃん･･･」
「うっ･･･ギン、悪い･･･その灯ろう消してくれ･･･」
灯ろうをつけた瞬間、レコさんの記憶が戻った･･･。
････まさか、灯ろうが記憶を戻すスイッチになってる？
なら灯ろうの光を直視すれば･･･私の記憶も･･･。
「A、教室に行くわよ」
『！あ、ああ、うん。分かった』
･･･どうしてだろう。
思い出したいと思うのに、どうしてか身体がそれを拒否する。
ランマルのことも、ミドリのことも、全部知りたいのに。
嫌な予感がするのはどうして？
.
.
「えー、同意書はいらんかね〜」
教室に着くとミドリがいた。
なんか横にユラユラ揺れてる･･･何あれ･･･。
「ミドリ･･･！！」
「ん？どうかした？」
「レコさん、落ち着いてください･･･！！」
「分かってる･･･！けどよ･･･！あの写真のこと聞かねぇと･･･！」
レコさんは一度深呼吸をしてからミドリに向き直った。
「何か言いたいことでも？」
「ああ･･･思い出したんだ･･･。私はお前と会ったことがある･･･！そうなんだろ･･･！？」
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にこみうどん - っっっはぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！最高すぎるではないですか！どうしたらこんな最高な小説かけるんでしょう。最高ですね。更新頑張ってくださいね！ (6月17日 17時) (
レス) @page39 id: d8578c819c (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - この作品大好きです！！応援してます！頑張って下さい！！ (6月13日 1時) (レス) @page39 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - とても素晴らしい作品ですー！！是非とも最後見たいので更新待ってますｯｯ (2023年4月1日 3時) (レス) @page37 id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
雫。(プロフ) - ここまで一気見してきました！とても面白かったです！更新待ってます！ (2022年12月31日 22時) (レス) @page33 id: 221078456e (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - めっちゃ面白いです！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年8月18日 16時
