犬*145話* ページ3
それに私は諦めたわけじゃない。
ケイジさんとも、諦めないって約束したからね。
もし身代を持っているのが私以外なら・・・それを突き止めなきゃいけない。
そして生き残ってみせる。
ケイジさんと・・・この絶望を乗り越えてみせる。
「筋肉ゴリラ!しなびてる場合じゃないニャン!カード交換を順番に思い出していこうワン!」
「・・・お、おう・・・!」
「交換が行われた回数は・・・全部で4回!そんな多くはねえぜよ!」
「筋肉ゴリラ!!それは違うニャン!!交換があったのは5回だワン!!」
「ご・・・5回だと・・・!?」
『5回、って・・・え、3回じゃなくて?』
「A姉ちゃんまで!?」
『1回目と2回目は知ってるけど・・・3回目はメインゲームの直前じゃないの?』
「なるほどねー・・・。AちゃんもQ太郎も誤解してるんだよ。君達が気絶している間に交換は2回されてたんだ」
『えっ、Q太郎さん気絶してたんですか!?』
「お、お前さんもか!?」
・・・・って、そういえばさっきそれについて話してたな。
「なぁQ太郎、サラに身代を渡したってのはいつの話なんだ?最初に身代を持ってたのはAだって言ってたけどよ・・・」
「そうだ・・・俺が最初に持っていたのは・・・平民だった」
「なるほど・・・ね。これで大体の交換が分かったよ」
ケイジさんの言葉に驚くギン。
ケイジさんは「1回目の交換が自分だから」と理由を話し始めた。
というか、1回目の交換あったんだ・・・。
身代になったショックが大きすぎて聞こえてなかった。
「ちょっと整理しようか。まず1回目の交換で・・・サラちゃんの手に鍵番が渡った」
「2回目の交換で、Aの身代とQ太郎さんの平民が交換された・・・」
「その通り。ただ・・・交換していないQ太郎と、メダルを持っていないAちゃん。この二人の間で交換が起きたのが謎だ。まぁ、ここは後で考えるとして・・・3回目の交換だね。そこでサラちゃんの鍵番とQ太郎の身代が入れ替わった」
「そういうことになるな・・・・」
2回目の交換・・・ここだけが未だに謎のままなんだよね。
「Q太郎は、私達やサラと一緒にいたくせにその場で身代と鍵番を交換したんだ!!どのツラ下げて野郎は・・・!!」
「・・・・・・・」
「・・・何故否定しないんですか、Q太郎さん」
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みかづち(プロフ) - あげなすびさん» コメントありがとうございます!自分のペースですが頑張って更新していくので応援よろしくお願いします・・・! (2021年8月18日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
あげなすび(プロフ) - 初コメ失礼します!前の作品も好きで見ていたのですが、コメントをしてなかったので...とっても面白いです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年8月17日 20時) (レス) id: b8f6c5074d (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - のんさん» うわー!!!そう言っていただいてめちゃくちゃ嬉しいです・・・!ランマルの出番自体はまだ先になります(笑)これからもこの作品をよろしくお願いします! (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - おかかさん» 褒めていただきありがとうございます!!これからも応援よろしくお願いします! (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - キミガシネのお話は少ないので書いていただいてうれしいです!ソウさんもカッコいいしケイジさんもカッコいい!!しかもランマルまででてくるとは笑これからも更新頑張って下さい! (2021年6月29日 0時) (レス) id: ea154a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2021年6月16日 19時