また明日。《3》

♯142 ページ42

A「陸くんも……食べたことありますか？」


祭「陸？あるある(笑)だって、いつも練習して毒味してもらってたもん(笑)だから、私の料理の歴史を知ってるんだよね。あんなにクソまずかったのに美味くなった！ってよく言われる(笑)」


A「へぇ……そうなんだ(笑)私も食べてみたいです。今度作ってください(笑)」


祭「いいよー何がいい？(笑)」


やっぱり陸くんの言うように、昨日今日知り合った仲じゃないって見せつけられた


祭「あ、水着買った？」


A「まだです。決めきれなくて」


長谷川くんが選んでくれた水着は、なかなか着こなせそうにない水着ばかり
祭さんなら、難なく着こなせるんだろうなぁ……


祭「Aちゃん、花柄とか着そう(笑)」


A「花柄？そうかなぁ……そんな可愛らしいの似合います？(苦笑)祭さんは、ゴールドのビキニ着てそう。こう、めっちゃ小さい三角形の(笑)」


祭「あ、持ってるよそれ(笑)」


A「えっ…………マジですか……似合いそう……(笑)」


祭「そう？(笑)私も水着買いに行こ。どんなのにしようかな……陸がね、樹くんとAちゃんが上手くいくように頑張る！って言ってたよ！(笑)Aちゃん樹くんが好きなんだね！いいと思う！あの子、顔綺麗し、上品だよね陸と違って(笑)」


私と樹くん……？
鈍器で頭を殴られたような衝撃
陸くんは、私なんて全く眼中に無くて
全く望みを絶たれてしまった


A「えっ……陸くんがそう言ってたの？」


祭「うん。樹くんも陸に協力して欲しかったんじゃない？」


A「あ……そういう事かぁ……」

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