また明日。《3》

♯122 ページ22

ちょっと…ショックだった

陸くんがそうなのかは分からないけど、昔から近い位置にいる壱馬さんがそう言うんだから少なからずその片鱗はあるのかな


壱馬「めっちゃどうでもいい情報やから聞き流してもらってええねんけど……あの香水あるやん。あれ、陸さんの友達もつけてた」


A「陸くんの友達？」


壱馬「前会ったやん。祭とかいう女」


A「あ！うん。あの人が尊人さんの香水？」


壱馬「うん……勘違いかもしれんで？でもホンマあの匂い他で匂ったことないねんって。だから絶対間違わへんと思う」


A「その人も、尊人さんと付き合ってるの？」


壱馬「わからん。けど、あの香水絶対にそうやと思う。めっちゃ確認したいねんけど確認出来んやん？陸さんに言ったところで何のこっちゃやと思うし」


A「あぁそっか……陸くん香水の事とか知らないですもんね」


壱馬「そやねんなー……別に確認しても意味無いんやけどな」


A「確かに、もう今更どうでもいいんですけど……もしそうだとしたらきっと他にもいますよね？祭さん？も騙されてるって事でしょ？」


壱馬「多分な。自分の女に自分が作った同じ香水つけさせるって、それも一種の性癖やな」


A「性癖……気持ち悪い。マーキング的な？違うか……」


壱馬「もしその人とも付き合ってるんなら、ごちゃごちゃ言うてきても、お前二股やんけ！！って言えるやん」


A「確かに、そうかもしれないけど……でもどうやって確認するの？」


壱馬「それやねんなー…………直接聞くか？」


A「それは無謀だと思うけど」

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