また明日。《3》

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私の話を聞いた祭さんはさっきまでの勢いが全く無くなって、どんどん弱々しくなっていった


祭「絶対嘘…信じない……」


陸「信じたくないのは分かるけど…実際子供抱いてる写真あるんだし……」


祭「Aちゃんが別れた理由は何？子供？」


A「それは今知りました。既婚者って知らなかったんです。私が別れた理由は、DVとモラハラです」


陸「DV……？……モラハラ……」


A「信じられない気持ちも分かります。けど一応お伝えしておきますね。ここから先は祭さんが決める事ですけど、傷付いて欲しくないです」


祭「…陸……どうしよ…(泣)」


陸「祭、絶対別れろ…最低じゃん……幸せになれるはずないよ…絶対今すぐ別れるべき」


祭「信じてたのに……っっ……(泣)」


陸くんの胸で泣く祭さん
さっきまでのサバサバした姉御肌の祭さんじゃなく、すごく小さく弱々しい


陸「泣くなって………な？もう別れろって……Aちゃんが教えてくれたんだから……祭が傷付くの見たくないよ…」


祭さんの事を思って怒る陸くん
陸くんに慰めてもらってる祭さん

陸くんの胸で泣く祭さんを優しく抱きしめてる

それを見るのが、尊人さんの本当の姿を知った時より、苦しかった

見たくないって思った

尊人さんとの恋愛では感じた事がない感情
これが“嫉妬”なんだと思う


A「樹さん、すみません(苦笑)せっかくお店来てくれたのに、こんな空気になっちゃって」


樹「いや、全然……それより、そんなに辛い思いしてたって知らなかった…本当別れて正解だと思う」


A「はい(笑)」


別れて良かった
本当の事が分かって、逆にスッキリした
って思う反面、奥さんに対しての罪悪感が重く肩にのしかかってる

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