また明日。《3》

♯127 ページ27

陸「すごい大人って感じ？祭にはちょっと…勿体ないな(笑)」


祭「陸？妬いてる？(笑)」


そう言いながら、陸くんのほっぺたを両手で挟んだ


陸「妬くかっ！(笑)」


祭さんに見せてもらったアカンウントは、紛れもなく尊人さんだった

尊人さんだけど、私の知ってる尊人さんじゃない

知らなかったけど、釣りが趣味らしい…
主に釣り仲間との写真や釣った魚が載せられてた
インスタしてる事も知らなかった

何より、こんなラフな格好の尊人さん見た事ないし、こんな風に屈託なく笑う人だったんだっていう新たな発見もあった


壱馬「そのアカウント鍵ついてるん？」


祭「付いてないよ(笑)」


壱馬「ふーーーんそっか…」


そう言って、尊人さんのアカウントを検索した


A「壱馬さん、何してるんですか？」


壱馬「ん？フォロワー辿ってったら何か出てくるちゃうかと思って。こんだけマメにSNSやってんねんで？他にもアカウントあるんちゃうかなって」


あー他にもね
裏垢的な？

私の知ってる尊人さん
祭さんの知ってる直くん
ここに載ってる人
アカウント名 【mackerel_38】
名前じゃないから、本当の名前は分からなかった

尊人さんの本当の名前は？
尊人じゃないの？祭さんが呼ぶ直くんなの？

調香師は？医療機器メーカーって何？

考えれば考える程、頭の中が混乱する
私、誰と付き合ってたんだっけ？？って


陸「祭はさぁ、いつも変な男に捕まるんだよなーこの人大丈夫？(苦笑)」


樹「いますよね。クズばっかと付き合う子って」


祭「直くんは今までの雑魚とは違うのっ！！」


樹「医療機器メーカー…給料良さそう……」


祭「そ！！彼お金持ちっぽいのー♡」

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