また明日。《3》

♯103 ページ3

無理矢理キスをされて、気持ち悪くて吐きそうになった

けど、これを耐えたらもう終わるかも
そう思ったら、それも有りかもしれない……

抵抗するのをやめて、尊人さんを睨んだ


A「これは同意じゃないから。訴えるから」


尊人「訴える……？は？バカじゃん(笑)」


馬鹿な私は、尊人さんを挑発させるような言葉ばかり投げた
そうじゃないと、尊人さんの思うがままになりそうだったから
逆効果かもしれないけど、反論しないと心が持ちそうに無かった


A「………たとえ夫婦間でも強要したら罪なんだよ！？」


尊人「強要？？ちょっと……何言ってるか分からないんだけど(笑)」


A「……嫌いになりたくないから……やめて……」


尊人「マジで意味わかんねぇって！！」


あの時と同じように首をグッと絞めてきた
あの時と同じだけど､あの時とは違う
明らかな“殺気”を感じて、あ、これはヤバイかも……そう思った

必死に辺りにあった物を手探りで手繰り寄せる
この辺に、リモコンがあるはず……

指先に当たってはいるけど、ちゃんと握るには届かなくて。バレないようにどうにか体を捩って手を伸ばした

その間も、首に手をかけられてて
段々、ボーっとして来た

取れた……
そのまま壁に投げ付けたけど、力が入らず途中で落ちてしまった


尊人「……は？なにやってんの？？何のつもり？」


A「離…………して……っ」


尊人「おまえ今何か投げた？……あー、リモコンか……」


A「苦し……い」

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