忍たま達に色々な事してみた！１０

彼らが傷つけられたのを見て激怒して敵を殺 意全開で殺 してみた (全学年、先生、小松田、利吉) ページ10

ミイミイー☆様リクエスト

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猪名寺乱太郎


「も、もういいよ」

貴女の腕を引き

必死に止める彼

泣きそうな顔の彼に

我に返りそっと手を下ろす

ごめん






摂津のきり丸


「俺は大丈夫だから」

彼の頬から流れ落ちる血に

ふつふつと怒りが湧いてくる

気づけば貴女の手には敵の血が

大量についていた

彼の声など忘れ






福富しんべヱ


「ご、ごめんね」

それは何に対してだろうか

わからないけど

悲しそうな顔をする彼を

血に濡れながらも

優しく抱き締めた






黒木庄左ヱ門


「やり過ぎだよ」

許せなかったから

そう俯く貴女の足元には

敵だったものが転がっている

“もうこんな事しないで”






二郭伊助


「……怖かった」

幼い子供のように

貴女に泣きつく彼

初めて見た彼の姿に

貴女は強く誓った

彼を守ると






山村喜三太


「痛かった」

腕から血を流し

涙を零す彼

貴女は彼の腕に触れ

ごめんねとだけ呟いた






皆本金吾


「これくらいどうって事ないから」

かすり傷

たったそれだけ

だが貴女にとってはそれはとても大きな傷

許す事のできない行為だ

だからこそ敵を何度も切り付けるのだ






加藤団蔵


「血付くから」

急いで彼に駆け寄り

そっと身体に触れれば

べっとりと付いた血が

その瞬間貴女の中で何かが生まれた

彼を傷つける者は全て排除する、と






佐武虎若


「Aにこんな事させてごめん」

幾ら忍者の卵とはいえ

まだ幼い少女

血に染まった貴女は

振り返り彼に微笑むが

その笑顔はどこか辛そうだった






笹山兵太夫


「僕が弱いから……」

自分の手の平の見つめそう嘆く

大丈夫？と駆け寄って来た貴女の手は

血に塗れていた

自分の手では何かを倒す事も守る事もできない

彼の心は音をたてて崩れていった






夢前三治郎


「僕の方がよっぽど最低だ」

大切な貴女に

汚れた事をさせてしまった

赤黒く服に付いた染みは

もう消える事はないだろう

自分の無力さに気づいた彼は

今何を思うだろうか

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